毎月悪い種をまいてあるから、先では生えるなり
下の洗い水を捨てる時には、つぼへ捨てるとか、穴を掘りて捨てるとか、川で洗い来るとか、いろいろに言うて、あなた(神)のご地内にご無礼いたし。
それでも、氏子は神様にさばらねば(触れねば)きんとう(義理堅いこと)のように思うておるけれど、それはきんとうにはならん。
それがご無礼となり、毎月のが重なりて、末では、女が言うことには、血の道とか癪とか、長血(月経過多)とか白血(白帯下)とか、いろいろに言うけれど、毎月悪い種をまいてあるから、先では生えるなり。
金光教教典
310頁
斎藤宗次郎
23
おはようございます。
白帯下(はくたいげ)とは、血液以外の分泌物のことです。
月経の時、神様に近寄らずにいるのに、処理した物を御地内にに埋めたり川に流したりするのが神様への無礼になっていると言われます。
その無礼が重なって、あとでいろんな病気が出てくると言われます。
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現代の科学や医学では、このような考え方を採り上げることはないでしょうが、天地や自然に対する人間の対し方という問題として捉えたいとわたしは思っています。
天地や自然は、人の汚物を処理する処理工場ではありません。現代人こそ、そのことに気付くべきだと思います。
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