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物事に先に出な。後から行くがよし

物事に、出るくいは打たれると。物にたとえて、よそへ行くとも、先に行けば障子をあけねばならず、おえ(畳の間)にあがれば、祝儀不祝儀とも先に言わねばならず。後から行けば何事も骨が折れぬ。

何事も、負けて勝つということがある。物事に先に出な。後から行くがよし。

 金光教教典
 306頁
 斎藤宗次郎
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おはようございます。

現代は競争社会、一番が評価され、勝者が評価される時代です。
今日の考え方からいくと、この御教えは受け入れることのできるものではありません。誰もが勝ち抜くために必死です。

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しかし、それとは別の世界、心の底から安心ができ、ほっとできる世界があります。

それは、「手柄は人にゆずる」「自分の事は神様がいいようにしてくださる」という世界です。

かっこいい役回りは人にゆずり、自分はその人が自分の役回りを演ずることができるよう気を配るということ。
そういう生き方をぜひ自分のものにしたいと思っております。

一流の俳優は、主役を演じても輝き、脇役を演じても輝くと聞いたことがあります。

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