心にあざのできぬよう信心する
昔から、懐妊の人は葬式を見ても悪い、親類でも見送りをもせん、また、火事を見れば赤あざができるというて恐れておるが、それは形の上のあざである。
真に大切な心にあざのできぬよう信心するのが大切である。
金光教教典
374頁
山本定次郎の伝え
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おはようございます。
「真に大切な心」とは、お腹の中で神の氏子としての赤ちゃんが育っていくために「大切な心」のことです。
そのためは、心にあざ(痣)を作るなとおっしゃいます。
あざとは、不平・不足・愚痴・不満のことです。人を責める心・人に恩をかける心・言い訳をする心もあざです。
あざには色々あります。
人間である限りいつもいつもと言っていいくらい生まれてきます。
そのあざが赤ちゃんの魂を曇らせます。
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あざを作らないのは、お腹の赤ちゃんを育てるためだけのものではありません。
私たちの暮らしは、半径1メートルに入ってくる人(普通に会話ができる距離)との間で営まれることがほとんどです。
そんな人と楽しく穏やかに暮らすためにも、あざはない方がいいです。