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歯周病治療で血糖値は下がります。かかりつけ歯科医を見つけよう!

国も本腰入れた?歯周病と糖尿病の深い関係とは


糖尿病と歯周病は互いに影響を及ぼし合うことが近年の研究で明らかになりました。この重要な発見を受けて、令和6年診療報酬改定において糖尿病患者の歯周病治療の促進が具体的に盛り込まれました。これは、歯周病と糖尿病の密接な関係に、国が積極的に対策を講じる姿勢を示しています。
今回は意外と知られてない歯周病と糖尿病の深い関係について説明します。

厚生労働省 令和6年度歯科診療報酬改定の主なポイントhttps://www.mhlw.go.jp/content/10200000/001213977.pdf

歯周病とは何か

歯周病は、成人の歯を失う主な原因であり、プラークや歯垢が主な原因です。このプラークは、ブラッシングによって除去可能なものの、放置することで歯肉炎やさらには歯を支える骨を溶かす歯周炎を引き起こします。

歯周病の人のイラスト

歯周病が糖尿病に与える影響

歯周病から放出される炎症関連の化学物質は、血糖を下げる唯一のホルモンであるインスリンを効きづらくさせることで血糖コントロールを難しくします。これが、糖尿病患者における歯周病治療の重要性を高めています。

歯周病治療で血糖値が下がる!

適切な歯周病治療は、炎症の原因となるプラークや歯石の除去により、歯肉の炎症を抑え、インスリンが効きやすい状態になります。これにより、糖尿病の血糖コントロールが改善されるという研究結果は複数あります。1〜2ヶ月の血糖値の推移を反映するHbA1cという数値は歯周病の治療をすることによって約0.5%も低下するという結果もあります。このようなエビデンスから日本歯周病学会のガイドラインでも糖尿病患者に対する歯周病治療は強く推奨されているのです。
https://www.perio.jp/publication/upload_file/guideline_diabetes_2023.pdf

予防と治療の促進

糖尿病患者にとって、定期的な歯科診療と適切なブラッシングは、歯周病予防の基本であり、全体的な健康管理にも寄与します。診療報酬改定によって、医療者側からの歯周病治療の促進が進むことにより、糖尿病患者の歯周病に対する理解が深まるかもしれません。

かかりつけ歯科医院を見つけよう

歯の健康を維持するためには、かかりつけの歯科医院で定期的なチェックとクリーニングを受けることが重要です。虫歯にならないうちに、歯周病にならないうちに行くことが必要になるでしょう。ぜひあなたに合うかかりつけ歯科医院を見つけてみてください。糖尿病がある人は、しっかりみてもらいましょう!

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