元道職員SOGIハラ訴訟 記者の目 2022.5.17-18
元道職員SOGIハラ訴訟プレスリリース2023.5.9↓
報道されるニュースは出来事の部分を切り取っているので、必ずしも伝えたいことが正確には伝わらないと思っています。
今回、私は、原告本人尋問の最後に「北海道職員時代、私は、他の職員と同様に、給料をもらい、税金を納め、共済掛金や互助会費を支払っていました。民間企業の多くが受け入れてくれた私たちの関係を、公の機関である職場では認められず、生来的なものである性的指向によって区別されるのは不合理な区別、差別だと感じていることを知っていただき、公正で明確な司法判断をしていただきたいです。」と発言したのに対し、一部報道機関で「不合理な差別」と報道されました。
しかし、この文言「不合理な差別」は、あたかも「合理的な差別」が存在するかのような文面だと感じたので、担当記者に直接、その旨伝えさせていただき、検討をお願いしました。結果、デジタル版では修正されています。
また、申し入れをしなかったのですが「元職員の女性」と報道されたことも、自分では違和感をもちます。なぜなら、当初よりセクシュアリティをたずねられ、「男ではない、女ともいえない」など、性別違和について伝え、男女の二元論では自分を表現しようがない「ノンバイナリー」であることを公表しているからです。
そうはいっても、報道していただいた関係者のご尽力には感謝申し上げます。
【新聞社】
朝日新聞
SOGIハラ「自分が完全に否定された」原告が思い訴え、札幌地裁
毎日新聞
同性カップル訴訟 道提訴の原告が声震わせ「差別を解消して」
北海道新聞
【テレビ局】
HBC北海道放送
「同性パートナーの扶養手当が認められないのは、憲法違反」北海道の元職員の女性、かつての職場に計470万円の賠償請求
この先には文章はありません。
元道職員SOGIハラ訴訟ではカンパ(寄付)を集めております。いただいたカンパは、憲法第14条1項「法の下の平等」を求める裁判を支える費用として使わせていただきます。あたたかいご支援お待ちしております。
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?