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思い立ったら断捨離

去年、結婚生活○○年ではじめての断捨離に踏み切りました。

それまでは、拡張に次ぐ拡張の人生でした。
理由のひとつは、結婚相手が何でも貯めこむ+溜め込む人だからです。
お金を貯めてくれるのは、とても有難いことですが、
そういう人に限って、お金に限らず、
ありとあらゆるものを溜め込む性癖があるのかもしれません。
もう考えられないようなものまで、溜め込みます。
だから、うちは夫婦別室です。
結婚相手の部屋に入ると、3分といられません。
ありとあらゆるものが溜め込まれています。
かえって尊敬してしまうほどです。
汚部屋になっていないのが素晴らしい。
だらしがないのではなくて、
持って生まれた溜め込み性癖に加えて、
超倹約的な家庭に育った人なので、
雑多な中にも或る意味整然と、
あらゆるものが部屋に溜め込まれています。
ここまでくると、ある種の狂気すら感じられます。

結婚相手の溜め込み性癖のために、
我が家は引っ越すたびに大きな物件に引っ越してきました。
超倹約的に何でも溜め込む結果、
保管スペースが足りなくなって、
大きい=より高額な物件に引っ越すことになるという。
結婚相手は、溜め込むことに関しては天才的ですが、
賢く使うことに関しては、はっきり言ってバカです。
でも、いつまでもコスト垂れ流しの拡張路線ではいられません。
私たち夫婦もシニアと呼ばれる年齢になり、
金銭収入の右肩上がりも終わりを迎えそうです。
拡張路線を続けて固定資産税や光熱費の増加に今後対応できるのか、当然ながら不安になりました。

そんな折、去年、私は、
結婚相手の部屋以外の断捨離を断行しました。
断捨離は、想像以上に苦しくツラいものでした。
でも、できる時に断捨離を断行して良かったと思います。
いずれ、高齢の親の実家の断捨離をしなければならないと思うと、
目まいがします。失神しそうです。
自分の家ですら、想像以上の苦しさでしたから、
昭和の高度成長期の郊外の一戸建ての家じまいは、
私の想像を絶します。全く想像できません!

ところで、
私の夢は、結婚相手より早く死ぬことです。
結婚相手に先立たれた後、
彼の部屋に溜め込まれた、
膨大な「実質ゴミ」の処分の役を、絶対に負いたくないからです。

去年断捨離を断行したおかげで、
今年の前半を、遺言の作成+法務局保管と、
白内障手術に充当することができました。
断捨離は、できる時にやっておく。
旅行やレジャーよりも、断捨離!
還暦同窓会出席よりも、断捨離!
遊ぶ前に、断捨離!
なにはなくとも、断捨離!
健康な間に、生活を身軽に!
身体が動くうちに、生活を身軽に!
お金が使えるうちに、生活を身軽に!
これが、私のマントラになりました。

「断捨離」が登録商標になっているですって?
商標登録者は「断捨離(仏教用語)」の大元のインドに使用料を支払っているんですかね?
そうじゃなければ、「『断捨離』は我々の登録商標だから許可なく使うな!」なんて理不尽なことは言えないでしょうね。

おしまい

🌳ものぐさゆえ、コメントにお返事できない失礼をお許しください🌳






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