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これからの方向性がちょっと見えてきた!?
9月もあっという間に下旬になってしまい、
すっかりご報告が遅くなりましたが、
9月2日に
北九州NPO・ボランティアフォーラム
の勉強会に参加してきました!
今回のテーマは「“人が育つ”組織とは?」で、龍谷大学社会学部准教授の川中大輔さんを
講師に招いての勉強会です。
川中さんは、阪神・淡路大震災後、
様々なNPOの活動に関わることで、
現場で関わると社会が変わる実感を得て、
若者にそういう体験を!ということで、
若者の市民性・市民としての力を育む
プログラムや研修などに取組まれています。
今回の勉強会は、
「人が育つ組織」ということだったので、
なんとなく「組織の人材育成」的な話かな
と思って参加していたのですが、
今回はそういう話ではないとのことで…
個々の団体の構成員ではなく、
社会構成員としての側面から「市民教育」
について考える時間でした。
勉強会は、川中さんからの問いに対して、
自ら考えて書き出してみて、
それをグループで共有し、
川中さんからの解説を聴くという流れ。
例えば、「市民とは?」。
何が分かっていて、何ができて、どんな心の構え持っている人であるか、とか、
「市民としての成長を促すには、どういう場・機会等あると良いか?」など。
ぱっと聞くと、
うーんどう答えたら良いんだろう
と考えてしまうような問いかけなんですが、
グループワークを進める際のポイントとして、
「思っていることをまとまっていなくても言う」
「互いに聴き合って、反応する。そこから話を広げていく。」
「気になることは質問を」
と言っていただいたので、
気楽に思うままに取り組むことに。
グループで話していると
自分の拙い説明でもうんうんと反応してくださったり
他の方の発言が自分の考えのポイントを的確に捉えていたり、
なるほど!と思う発言があったり。
実はワークショップって苦手なんですが
(そう感じている人も多いと思うんですが…)
考えを膨らませたり、まとめたりするのに
すごく有効な手段ですよね。
さて、本題の「市民教育」についてですが、
ここ最近、もやもやっとしていたこと
「企業も社会課題解決の担い手として参入してきている現在、
NPOの強みって?NPOの存在意義とは?」
に対しての少し答えが見えてきた感じでした。
なんかNPOを継続して行くために
後継者の育成とか仲間づくりとか
常々課題としてあがってくるのですが、
もちろんそれも大事だけど、
それぞれの組織の活動に拘らず、
「市民を育てる」という意識が必要なんだなと。
市民の社会参加・政治参加を促進すること、
3つの市民像
個人としての責任を果たす市民、
参画する市民、
正義思考の市民
を備えた市民を育んでいくこと
そのためにどんなことをやっていくべきかという答えは
まだはっきりはしていないですが、
意識するだけでも変わってくることもあるのではないかと思います。
このフォーラム、
今回のテーマを深めていく会が
今後12月、3月
と続いていくことになっているので
これからまたどんな話が生まれてくるのか??
楽しみです!
(by にーやん)
※北九州NPO・ボランティアフォーラムとは
北九州市内のNPOやボランティア団体がパートナー団体として協力して開催している会で、
北九州市内のNPO・ボランティア団体、個人が、共に学びあうことで、育ちあい、支え合えるような活動交流の場です。