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子どもにとっての家庭の存在⌂

【CTREE. Soil】
みなさんにとって家庭とはどういうものでしょうか?

人それぞれ様々だと思いますが、家庭は本来、誰にとっても心のふるさとであり、帰りたくなるやすらぎの場所であるのが理想的です*

子どもの木があるとするなら、子どもにとって家庭とは【土】

いつも支えてくれる場所であり、心も体も自分を安定させてくれる居場所のような場所です。

家庭は、人の心の原点を形づくるとともに、それ以降の成長を支える場所でもあります。

特に子どもにとっての家庭は、初めて自分以外の人と出会い、集団で暮らす場所。
そこでやすらぎを感じる事、生きる上で必要な"学ぶこと"の大切さを感じることは、その後の子どもの人生にとって計り知れないほど大きいものです。

生まれてきて一番最初に信頼関係を築く場所であり、愛をもらう場であり、人との関りを学ぶ、一番最初の学び場です。

人の一生の中で、本来は一番土台になるのが家庭です。人は自分が受け取ってきたものをたくさん吸収してこそ、それを他者にも出していく事ができます。経験してきたものの中からしか出していけません。

穏やかな家庭で育つと人と関わる力が伸びていきます。なぜでしょうか?

→他者に対する配慮や思いやり、人に対する愛情と信頼、穏やかで自分を大切にしてくれる言葉かけ、これらを様々に日々感じながら吸収しているから、それを他者にも実践していく事ができ、人とも関りを深めていく事ができるという事です。

子どもは愛情をこめてお世話されることで、自分は大切にされ、愛される存在なのだという心地よさと自尊心を得て、自分に関心を持ちお世話をしてくれる人に対し、愛情と信頼感を持つようになります。

自己肯定感、愛、自尊心、信頼感。

これは、人間らしさの中でとても素敵なもの。
なくてはならないものだと私は感じています。それは、家庭の中が安定していて子どもがしっかり受け取ると、次第に他者へ、そして社会へ、そして世界へ出して行くことに繋がっていきます。

この家庭の中で受けた愛情や信頼感は、これから出会う人々に対しても同じように働くので、多くの人と良好な関係を築きやすくなります。

また家庭は、子どもにとって心身の安全基地。心が揺れ動いたときやつらいときに戻れば癒され慰めてくれ受け止めてくれる場所。
それは、外の世界に出て行く意欲を回復できます。外に出ていくのは子どもにとってとてもエネルギーがいることなのです!その充電を家庭でしっかりできている必要があります。

乳幼児期、愛着関係がしっかりできている親子の場合、子どもは母親を離れて部屋を動き回り探索行動をはじめます。それは安心感で満たされている故です。心が満たされていると、興味関心、好奇心が外に向かってアンテナを張って動き始めるのです。

家庭がやすらぐ場所であるということは、家庭を超えて、子どもがより広い世界で他者と関わりながら、自己の力を発揮していくことを支えるのです。

ボウルビィの愛着理論

子どもの発達の初期段階で、お母さん(もしくは世話をしてくれる人)と十分にコミュニケーションが取れず、絆を確立することができない状態をマターナル・デプリベーション(母性はく奪)と言います。

幼児期にマターナル・デプリベーションが起こった場合、その後成長していく段階において、他者との新たな愛着の形成が苦手になってしまうと言われています。それをボウルビィは、「唯一の人物に自己の愛着を向ける機会がなければ『人を愛せない性格』がつくられる」と著書の中で述べています。

https://www.hoikuplus.com/post/usefulnurtureinfo/2459

お母さんという存在が子どもにとって欠かせないのは事実なのですが、だからと言ってお父さんは子育てをしなくていいという訳では全くありません。この点は、現代は昔の価値観や考えをアップデートしていく必要があります。昔は社会的な価値観も男女のあり方も違ったことでしょう。

子どもはお母さんとお父さんどちらの愛情も必要にしている存在なのです。
頑張っているお母さんをお父さんが素敵にサポートできてこそ家庭が素敵に保たれると考えてください。

家庭とは個人で生きているところから力を合わせてうんしょー!と持ち上げる馬力が必要です。個人だけで生きているよりも大きなミッションを達成していくフィールドなのです✳︎
家庭の中で相手が倒れないよう、そして幸せでいれるように助け合えるのはパートナーなのです。

その分、家庭という自分達の新しい世界を手に負えた時は一人の世界では見えない景色や喜びがあるはずです*
そして、子どもが巣立ち、そんな様々な大きなミッションを逃げずに共に乗り越えたとき、いつも支えになってくれた相手をどれだけ信頼するバディーと思うでしょうか✳︎

ただ現代はストレスに満ちていて、大人も悩んだり、行き詰まったりする時代です。親なら誰でも子どもは可愛く、愛しい存在ですが、様々な原因で家庭本来の機能を壊してしまう、あるいは、雰囲気を悪化させてしまうことがあります。もう一度、家庭本来の役割を考え、どうすべきか考えてみましょう。

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家庭を出発として子ども達が愛情豊かに、そしてその力をゆくゆく個人、家庭、民族、世界に向けて発信できるように育つなら、どれだけ日本の未来が明るいかと私は思うのです。

なので、私は戦争をする思考の大人は究極な最悪行為だとしか思いません。
子どもの健やかな育ちを奪い、トラウマを残し、恨みを残し、家庭を破壊し、民族、世界にも悪影響を及ぼし過ぎているからです。

子育てで家庭が担う3つの役割

・安心、安全な居場所家庭の役割の中で最も基本的なことは、子どもの健康を願い、3度の食事を用意し、着るものを着せ、安心して眠れる安全な場所を提供することです。これらは人間が生きるための基本的欲求で、家庭はこの欲求を満たす第一の場となります。

愛情や信頼関係を育てる家庭は、子どもをまるごと無条件に愛し、何かあったときに守る場所です。愛され、守られているという実感を持つ子どもはそうしてくれる家族に対して、同じような愛情や信頼感を寄せるようになります。

・価値やルールを伝える家庭内であっても、気持ちよく暮らしていくためには、守らなければいけないルールや秩序があります。相互に配慮し、思いやり、時には自己コントロールすることの大切さを、その子の成長にふさわしい形で伝えていきます。

http://mon-ey.jp/edu/sitsuke/katei/000923.html

家庭が安心、安全であり、愛情や信頼関係が形成され、ある程度の秩序があると、家族が落ち着いて穏やかに暮らせる雰囲気が出てきます。そのような家庭では、親子それぞれが、大らかに自分の力を発揮していけるものです。

逆境を乗り越える力がつき、 子どもはイキイキと自分らしさを表現し、本来、持っている知的好奇心や探究心を発揮して、自ら周囲の人や物事に関わり、自分の世界を広げられるでしょう。

また、何かにぶつかって気持ちが凹んでも、その問題を乗り越え、回復していけるような「しなやかな強さ」も身につけることができます。
というのも家庭の雰囲気が良いと、子どもの気持ちに共感し、それを乗り越える道をともに歩める、あるいは、そっと見守り、「必要なときはいつでも援助するよ」という眼差しを、あなたを含め家族全員が持てるようになるからです。そうなれば、下記のような良い循環が生まれます。

子どもが安らげる家庭

家族全員がイキイキと自分を表現できる

子どもを優しく見守るゆとりが生まれる

家族の温かな目が、子どもが壁を乗り越える力になる

逆境を乗り越え、子どもには自信がつき、家族の絆が深まる

http://mon-ey.jp/edu/sitsuke/katei/000923.html

家庭のありかたは本当に各家庭ごとに個性があります。
その家庭だからこそ伸びる個性もそれぞれあることだと思います*

大人にとっても子どもにとっても安心でき、誰にも代えられない家族の絆を築いていく事ができたら素敵ですね*

sapo⊛

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