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「レンズ沼の歩き方」Elmarit-R 90mm/F2.8 (Type I)

 今回は、Elmarit-R 90mm。 Leicaの一眼レフで60mmマクロレンズを使いたいと購入したものの、一般撮影もしたいと35mm、50mmと揃え、最後に入手したのがこの90mmでした。ところが、100mmマクロも入手でき、一気に稼働率が落ちたレンズです。

Elmarit-R 90mm/F2.8 (Type I)
レンズ仕様

 第一印象は、35mm、50mm同様に「重い」です。しかし、一番感動したのは、フードの作り。唯一無二の構造を持つ繰出し式フードです。

Elmarit-R 90mm/F2.8 (Type I) 繰出し式フード


 このレンズは、1964年に発売になり、ボディの更新に伴い1Cam、2Cam、3Camの種類があります。また、F2のSumicron 90mmが1970年に発売になるまでの6年間、一番明るいR型中望遠レンズでした。

 LUMIXは、マイクロフォーサーズ用にLeica DG 名のレンズを提供しています。そのためか、M/R型レンズ用のマウントアダプターを提供していました。

RマウントアダプターDMW-MA3R

 RマウントアダプターDMW-MA3Rを使って180mmレンズとして使ってみました。最短撮影距離70cmですが、それ以上近接可能なのでマクロレンズ代わりとしても使えます。

 f5.6での描写

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII / Elmarit-R 90mm/F2.8 f5.6 AE

  f8 での描写

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII / Elmarit-R 90mm/F2.8 f8 AE

f2.8 最短撮影距離 70cm

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII / Elmarit-R 90mm/F2.8 f2.8 AE

 手振れ補正5段とは言え、f2.8開放の最短撮影距離は結構気を使いました。重たいレンズですがこのサイズで35mmフィルム相当180mm。気軽に持ち出せます。

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