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SAP MMのカスタマイズ”購買許容値キー”について解説

このnoteを開いてくれてありがとうございます。

今回のnoteはSAPのMMのカスタマイズ「購買許容値キー」について書いていきます。
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私は10年ほどSAP関連のエンジニアをしてます。
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1.SAP MMのカスタマイズ”購買許容値キー”とは

”購買許容値キー”とは、購買発注伝票で指定した発注数よりも多く納入できたり、少ない納入で済ませたりするように制御するカスタマイズです。

このカスタマイズが良く使われるケースは発注単位がグラムやリットルのような重さで測る品目を扱う時に良く利用されます。

例えば1,000mlの液体を購入した時に、出荷後の移動の際に、蒸発とかして減ってしまって1ml足りないと言ったようなケースを追加納入無しで、済ませてしまうようなケースになります。

もちろん個数で発注するときも”購買許容値キー”は利用できますが、上記のような軽微の数量を測るのが難しい単位の時に利用されることが多いです。


2.”購買許容値キー”のカスタマイズ方法

それでは”購買許容値キー”のカスタマイズ方法について解説していきます。

(1)カスタマイズのルート

トランザクション”SPRO”から下記のルートをたどって”定義:購買許容値キー”というのがありますので、そこからカスタマイズしていきます。

■カスタマイズのルート
 在庫/購買管理 
  →購買管理
   →品目マスタ
    →定義:購買許容値キー

(2)カスタマイズの設定内容

"定義:購買許容値キー"を開くと、下記の2項目を設定します。

不足納入許容範囲 → 発注明細に対して不足納入数量を受け入れる割合(%)
②過剰納入許容範囲 →
発注明細に対して過剰納入を受け入れる割合(%)


3.”購買許容値キー”のマスタと伝票の設定

次に、カスタマイズの設定がマスタや伝票で、どのように使っていくか解説します。

(1)マスタの設定

品目マスタの、”購買管理”ビューの”購買許容値キー”という項目にカスタマイズで設定した購買許容値キーが設定できます。

(2)伝票の設定

品目マスタの”購買許容値キー”が設定されている品目を、発注伝票で指定すると発注伝票の明細の”納入管理”のタブに品目マスタで指定した購買許容値キーの”過剰納入許容””不足納入許容”が設定されます。

なお、品目マスタで設定した値から変えたい場合は、発注伝票の変更画面から修正も可能です。


4.まとめ

今回は、SAPのMMのカスタマイズ”購買許容値キー”について解説してみましたが、どうだったでしょうか?

私もまだまだ勉強不足ではありますが、少しづつアウトプットしていって上達していきたいと考えております。

SAPを学ぼうとする”あなた”に何かの役に立てれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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