新しいコミュティ型農業の仕組み「SAP」とは?
まずは土地を確保する
現在私の住む鹿児島県霧島市には耕作放棄地が542haあります(令和4年度農林水産統計)。
私の家の近くにも耕作放棄地がたくさんあります。
耕作放棄地を探すには、農地ナビというサイトが便利です。
農地ナビによると下の画面のオレンジ色の点が耕作放棄地だということがわかります。
農地ナビである程度目星をつけてから、直接自分の目で農地を確認しに行きます。
確認したところ、農地ナビに記されているよりもたくさんの耕作放棄地が自宅周辺にあることがわかりました。
ある程度、農地の状況を見たら次は市役所に向かいます。
税務課の固定資産税グループという部署に行くと、地籍図の閲覧と発行ができます。そこで、画面を見ながらプリントしたい範囲を決めて発行してもらいます。(一枚三百円でした。)
地籍図を見ると、その土地の地番がわかります。(霧島市はその土地所有者の名前までわかります。)
地番がわかったら法務局まで行き、持ち主の情報を調べることができます。
あとは手紙を送るなど、根性と度胸で直接アタックあるのみです笑。
この農地の確保については、薩摩ピーカンファームの社長住吉さんに教えていただきました。
SAPとは
チャットGPTと一緒に考えた名前です😁。
SAPとはSustainable Agriculture Partnershipの略で、消費者と農家さんが共に支え合う仕組みを目指しています。
似たような取り組みにCSAというものがありますが、そちらは前払いによる農産物の契約で前回の記事にも書きましたが、以下のようなデメリットがあります。
この課題を解決するのが私たちが考えたSAPです。
SAPは、私たちSAP事務局が中心となって生産者・消費団体・消費者と一緒に耕作放棄地の解消と人手不足、売り先の確保を同時に解決する仕組みです。
田んぼでは田植え、草刈り、収穫では人手があった方が農家さんも助かります。
逆に、普段の水の管理や大型の機械を用いた作業は人手を要しません。
一方で消費者目線では、田植えや稲刈りの体験を求めてるしそれだけだったらハードルが低く始めやすいですが、自分の家族だけで田んぼの管理を全てするとなると一気にハードルが上がります。
この需要と供給の架け橋になるのが我々SAP事務局です!
私たちは、上記のようなペースでこの活動を進めていこうと考えております。
SAPの大きなヒントになった「通い稲作塾」
大尊敬する師匠の森田さんと住吉さんに、来年美味しいお米を届けられるようにがんばりたいと思います!
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