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【盲点!】紹介予定派遣で「やっちまったな~☆」なこと3つ
「転職をしよう!」と思ったら、今はさまざまな転職活動サービスがありますよね。
こんにちは。菅野と申します。このページを見つけていただき、ありがとうございます。
転職サイトや転職エージェントは真っ先に登録するツールですが、派遣から正社員採用へ移行してもらう手段として、「紹介予定派遣」もあります。私は一度、紹介予定派遣で転職したことがありました。
紹介予定派遣は、はじめは「派遣」の雇用契約で入社し、契約期間が過ぎて双方に問題がなければ「正社員」として採用されます。
転職する側から見れば、正社員になる前に職場の雰囲気を知ることができるので安心ですよね。
ですが、見逃すと後々に後悔するかもしれないちょっとしたポイントもあります。
私が「やっちまったな~☆」というポイント、紹介予定派遣を考えている方は、頭の片隅に入れておいていただくと良いかもしれません。
紹介予定派遣のメリット
転職には相当なパワーを使いますよね。紹介予定派遣を利用するメリットとしては、
・面接の時も、派遣会社の営業スタッフが同席するから心強い
・入社しても、困ったことがあれば派遣会社が相談に乗ってくれる
・万が一ブラックな会社だとしても契約期間が終わったら去れば良い
などがあり、働く前の不安に保険をかけるようなシステムだと思います。
私はブラック企業で働いていた社畜だったので、会社組織に対する恐怖心が非常に強かったのです。
会社と対等に交渉できるとは思えなかったので、転職活動の味方が欲しかった。…というわけで、利用したのが紹介予定派遣でした。
とてもありがたいシステムですが、ココは何とかしたかったな…という出来事もありました。
【やっちまった1】職場環境が変わる
私の場合、派遣期間は半年間でした。ですので就業開始から4~5か月目くらいに、派遣会社を通して「正社員契約する?」という打診があります。
そこで判断に困ることがありました。
① 翌月に会社が引っ越しをする。
② 翌月に一緒に働く社員の入れ替えがある。
というイベントが控えていたのです。
会社の雰囲気を見るための派遣期間のはずが、正社員契約になるタイミングで職場環境が変わってしまうのです。
まあ、①の引っ越しは、通勤できる範囲内の移転だったので良しとします。
ただ②は…人間関係って、大切ですよね? 毎日顔を突き合わせるわけですから。
面接で会う人はたいてい役職がある上司です。実際に一緒に、机を隣り合わせて働く人はまた別なわけで、こればかりは入ってみないと分からない。
だからこそのお試し派遣期間と思っていたのですが…。
納得できない場合は派遣会社に相談しても良いと思います。当時、社畜根性が染みついていた私は、「会社とはそういうものだ」と諦観していたのではないかと思います。
【やっちまった2】有休の発生が1年後になる
派遣でも正社員でも、通常、「有給休暇は試用期間が過ぎてから発生」という契約が多いと思います。
紹介予定派遣の場合も、最初の半年間は有給休暇がありませんでした。が、半年後に正社員雇用されても、そこからまた試用期間が始まるのです。
試用期間なので有給休暇はありません。
つまり1年間有給休暇がないのです。
当時は社畜メンタルだったので、「有休?何ソレ?有休なんて要求したら会社に〇〇される」と本気で思ってて、「異議あり!」なんて言えませんでした。
紹介予定の派遣会社ってこういう交渉事のために使うんじゃなかったの。「試用期間でも有給休暇ください」と交渉してもらえばよかった。アホだったな…と思います。
【やっちまった3】退職金の勤続年数
入社日は退職金の勤続年数のカウントにも影響します。私は派遣で入社したので、最初の半年間は社員ではありません。当然、退職金の勤続年数も半年間少なくなります。
私の場合は、会社都合のM&Aによる早期退職だったので、退職日に希望は出せず「一律3月末で退職」が決まっていました。
退職金も一律で(基本給×勤続年数)です。
勤続年数の数え方は「満期年」で、端数の月数は切り捨て。
私は、派遣の6カ月が勤続年数に入らないため、満期年が1年減りました。
派遣でも正社員でも、やってる仕事は同じですよ。
上層部に交渉したのですが、他の社員の手前「一律ルール」は崩されませんでした。
入社する時には退職金まで頭が回らず、「派遣期間も退職金の勤続年数に入れて」なんて交渉、考えもしなかった。しかし人生は何があるか分かりません。
こちらの要望に会社が了承してくれるかどうかは別の話ですが、ダメもとで主張したほうがいいですね。
今思うと「やっちまったな~☆」とため息が出てきますが、過ぎてしまったことは仕方ない。「同じテツを踏まないよう、どなたかのお役に立てるネタになりますように」とお焚き上げします。
【紹介予定派遣の感想まとめ】
社風や人間関係、雰囲気を知るためのお試し期間として紹介予定派遣を選びましたが、正社員雇用でも「試用期間」はあります。文字通り双方のお試し期間。紹介予定派遣でなくても試せるのですよね。
ですが、派遣会社に登録しなければ巡り合えなかった求人でもあります。仕事はご縁ですから、この会社とはそういうご縁だったのかなと思います。
今は、交渉の味方が欲しいのであれば、「転職エージェントのほうが良かったかも~☆」と、個人事業主になって振り返っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。