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優柔不断という人へ。「選んだほうを正解にする!」と決めてみる

突然ですが、皆様は「決断力」に自信がありますか?
選択肢があった時に迷わず直感でスパッと選べるかどうか。

こんにちは。菅野咲櫻(かんのさおう)と申します。このページを見つけてくださってありがとうございます。

冒頭の質問について、私はまったくスパッと選べませんでした。たとえそれが、ランチセットのABCどれを選ぶかという簡単な選択肢でさえ。絶対に不利益のないほうを選ぼうと、できる限り、期限ギリギリまで悩んで、迷ってやっと決める。
決めた後も、未練タラタラで「本当にこれでよかったのだろうか…」とモヤモヤし続ける…というのがこれまでのパターンでした。

そこから、少しだけ考え方を変えられたので、その経験をシェアしますね。


「優柔不断な人」のイメージ

「優柔不断」の言葉を調べると、「気が弱く決断力に乏しいこと」「物事の決断がにぶいこと」「いつまでも決定が下せずに悩んでいるさま」という意味が上がってきます。

しかし、実生活で使う「優柔不断な人」のイメージは、
①    物事を決めるまでに時間がかかる人
②    決めた後も、ずるずると引きずる人

という②のイメージもついてきませんか?
「優柔不断」という言葉の裏には、迷う時間と決意の相関関係があるように思いました。

決めたことが正解になるかどうかは別の話で、「即決=正解」とは限りません。ただ、迷う時間が長ければ長いほど、正解かどうかの答え合わせも先延ばしになってしまいます。

優秀なビジネスマンが即決できるのは、答え合わせを先延ばししない分、またすぐに次の決断する機会がきて、その精度が上がっていくからかもしれません。

また、図の左上「迷うけど、引きずらない」というタイプは、慎重派ながらも決意が固く、頼りがいがあるように思います。

この図の中で、私があてはまるのは左下の「迷う、引きずる」です。決断が早くても遅くても、「引きずる」というのが一番厄介なように思うのです。

厄介な「ダラッとした決断」

私の優柔不断体験談をします。

数年前、私は転職するかどうかで迷っていました。会社に入って1年ほど過ぎた時期です。基本的な業務も覚え、社内の人間関係も読めるようになり、将来のキャリアルートもボヤっと見えてきた頃。
それが理想の形だったら最高なのですが、すべての事象にパーフェクトなどありません。
もれなく私も「このまま会社にいて良いのかな?」と不安がよぎりました。

ですが、会社に残るメリットとデメリット、転職した場合のメリットとデメリットを考えた時に、「まあ…このままでいいか」と選んだのでした。
私の選択は「今の会社で頑張る!」という決意ではなく、消去法的な「動くのも面倒だから現状維持で、まあいいか」というダラッとした決断でした。

転職先のメリット・デメリットは妄想でしかないのだから、とりあえず応募して話だけ聞いてみればよかったのに…と今なら分かるのですが。
チャレンジさえしなかったことを、私はずーっと引きずっていました。
「もし、あの時、転職を選んでいたらどうなっていただろうか?」と、辞めたくなるたびによぎるのでした。

おそらく良くない決断とは、消去法的にダラッと選ぶことではないのだろうか、と思うのです。「決意なき決定」「消極的な決定」というか。
ダラダラと迷い、決めた後も引きずるなんて、時間がもったいないですよね。迷っている間にチャンスが遠のくこともあるでしょう。
どちらを選ぶにせよ、「自分の意志で選んだ」と腑に落とすことが必要なのではないかと思います。

選んだほうを正解にする!

「個人事業主で働いていく」と決めてから変わったメンタルの一つが決断力です。

これまでだったら、「絶対に失敗しないほうを選ぼう」とダラダラ迷って、決めた後も「これで良かったのだろうか」と引きずっていました。

今は、迷いはするけれど「どれを選んでも、選んだほうを正解にする!」と自分に言い聞かせています。
損得がハッキリしない案件は、おそらくどちらを選んでもそんなに変わらないように思うのです。双方にメリットとデメリットがあるなら、どちらを選んでもいいし、選んだことを正解にする。
失敗のように思える選択も、そこから学びがあれば正解になるし。

今なら、前述の転職しなかった決断も「正解だった」と言い張ります。
前の会社は、良かったことも大変だったことも半分くらい。良かったことのほうが多いかも。だから、正解。そもそも「良かった」という感想も本人の受け取り方次第でしょう。

もちろん、迷う時間も短くしていきたいです。
脳内科医の加藤俊徳先生によると、「日頃から自分で選ぶ・自分で比べるということをせず、他人任せにしていると判断力は落ちていきます。~省略~ 判断力を鍛えようと思えば、日常のあらゆる場面がチャンスになります。※」とのこと。
(※加藤俊徳著「頭が良くなっていく人のすごい習慣」ぱる出版)

普段から何事も主体的に意識して選んでいくことが必要なのかなと思います。

迷えるだけの選択肢があることは、ありがたいことです。
優柔不断の性質は裏を返せば「物事を慎重に進める」という長所にもなります。即決でなくても、「自分で選んだ」と胸を張れたらOKで良いのではないでしょうか。
…と己に言い聞かせています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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