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まっさらな気持ちで感じること
昨日、先日 待ち時間が長すぎて諦めたモネ展へ。
スタッフの方が「比較的 夕方は空いてますよ」と教えてくれたアドバイスを基に、日を改めて夕方近くに美術館へ到着。すると20分ぐらいで中に入れた。やった!
分からないことは人に聞くって改めて大事だと思ったし、あの女性のひと言で ものすごく助かった。
おかげで 閉館間際には、自分の周りには数人しかいなく、好きな作品に近寄ったり離れたり、いろんな角度から堪能できた。謝謝♡
。。。
実はモネに対しては、少しひねくれた想いをもっていた。自分の考えが大体いつもマイノリティであることも大きいと思う。
日本人が大好きな印象派のモネの展示でしょ。
それに国立西洋美術館っていっつも混んでるじゃん。
人がぞろぞろたくさんいるところで
思うように動けず見るのはイヤ。
それに 自分には ちょっときれいすぎる。
と過去の私は勝手に思い込んでいた。
でも今回の展示は素直に行ってみたいかもと思ったのだ。自分の思い込みが本当にそうなのか、確かめたかったのかも。
有名なモネであるってことは ひとまず横に置いて
無名のひとりのアーティストの絵だと思って
純粋に作品を見てみたいと思った。
頼りにしたのは、絵そのものと キャプションのみ。
どんな時代背景で どんな心境で描いたのかは気になるので、その説明を読みながら あとはひたすら絵を見る。
絵の技術的なことはあまり分からないので
おのずと自分が好きな色を通して見てしまう。
モネが最初 睡蓮をモチーフとして描き始めたとき、彼は花や庭の風景を見たまま描いていた。それが次第にどんどん抽象的になり、輪郭も曖昧になって いろんな色が溶けあい、グラデーションで見せるような絵へと変わっていって。
緑や青、そして薄紫に変わっていく色合いはとても好きだったし、アクセントの色は きれいに収まりすぎておらず、自分が勝手に思っていたきれいすぎる作品とは違ってた。
また白内障になってからは、赤や黄色などの激しい色合いになっていき、タッチも荒々しく、言われなければモネの作品とはとても思えなかった。
そんな感じで最後まで見ていったら、「あぁ やっぱり見てきたよかった!」と素直に思えた。
いつの間にか自分の色眼鏡で見ちゃってるものが結構ある気がする。
だから これからは いろんなことを まっさらな目で見ていこうって思った。