「 流 」
何処から来て
何処へ流れてゆくのか
川下へ 川下へ
時折傾きながらも行き過ぎてゆく
流木の
もうずいぶん前に 途絶えたのだろう
息遣いがそれでも 聴こえてくる
決して抗うことなく 川下へ
川下へと 流れ続ける
沈んでしまうにもまだ遠い
彼方の時間が 横たわる
川縁で はしゃぐ子らの声が
その息遣いに乗り 風になる
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