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ひょうきんなLouinoとちいさなTOWAの記録 (大切な絵)
「横向いて〜? そうそう、そこで止まってて〜。」
母、息子に言われるがまま突如モデルとなる。
うちのベビーがお家に来て少し経った頃、お兄ちゃんになったLouinoが授乳中の母をモデルに絵を描いてくれました。
仕上がった絵はとても味のある絵で、まるで藤田嗣治の作品を思わせるかのような西洋を感じさせるタッチ。
絵を見た瞬間に「わぁー‥」と言葉を失ったのを覚えています。
誕生記念に残すベビーの手形のような感覚。
その時にしかない思い出の瞬間が一枚の紙の上に残っていました。
心に響いたなぁ。
さぁ、この絵は飾りたいね。
母は思い立って急遽ラミネーターを購入。
絵をプラスチックのシートでサンドしました。
しっかり防水加工。
汚れても拭ける。
いつも側において眺めていたいから、毎日立つキッチンの1番よく見える場所に小さな磁石で貼りました。
他にもタンスには、ぐるぐる〜って描けるようになった時期から描きためてきた息子の絵が沢山。
あの絵たちもラミネート加工してみようかな。
よし、ラミネートした絵用のカードボックスを作ろう!
気軽に好きな時に好きな絵に飾り変えられる。
今日はこの絵にしようかな、来週はこの絵にしようかなって。
なかなか良いアイディアでしょ?
あ、でもね、ラミネートする際、クレヨンの絵は溶けちゃうかも。
消せるペンで書いた文字は消えちゃうかも。
時には気泡が入ったり、紙が波打ってしまったりね。
一度サンドしたら取り出せないから、大切な絵にはちょっとリスクが‥
それでもね、ずっとしまっておくと見る機会ってなかなかないのでね、ラミネートできそうな絵だけでも挑戦してみようかなと目論見中。
子供の絵はどんどん雰囲気が変わっていくから、その頃を思い出すきっかけになる。
あ〜あの頃はこんなだったなぁ、
あ〜この時期にはあんなことがあったなぁ、
かぁわいいなぁ〜って。
その時にしか描けないそんな絵を、母は大切に側において、これからもずっと見つめていきたいのです。
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ひょうきんなLouinoとちいさなTOWAの記録
Saori Louise Tatebe
(平面立体という作風でアーティスト活動をしています。絵日記は子供と過ごした時間の中で学んだ事を記録として残したものです。
読み返してはこんな事あったなぁとほっこり。
読んで下さった皆様にも、少しでも笑っていただけたり、伝わるものがあれば書いた意味があったなぁと幸せに思います。ありがとうございます☺️)