ひょうきんなLouinoの記録 (入院生活)
入院してすぐに、洗面台の鏡に映る自分の姿を見て、前髪の分け目を変えました。
家に置いてきてしまったパパも息子も頑張っている。ここで母も一踏ん張りしなくては。
自分なりの願掛けでした。
すべてがうまくいきますように。
大丈夫。
私は、大丈夫。
入院中にはクラシック音楽を聴きました。
母が落ち着いていると赤ちゃんにも良い気がして。
不安な検査や痛みを伴う処置の際にも、落ち着いたクラシックの一曲を頭の中でかけました。
大丈夫。
私は、大丈夫。
静かに呼吸を整えると、身体の力が少し抜けて痛みが軽減した気がします。
あ、そうそう。
うちのお腹の赤ちゃんは妊娠9ヶ月(妊娠33週)で突如逆子になり、先生をはじめ皆様に衝撃を与えたのでした。
ただでさえいつ破水するかわからない状態なのに、逆子で破水という更なるリスク‥
その事実を知ってガクッとなった頭をあげられず数日が過ぎましたが、
妊娠34週最後の晩、お腹の中がえらく騒がしくってね、
ボコボコボコッ、
ぐにょん、ぐにょーん‥
ボコッ!!
ゔっ!!!(逆子に膀胱を蹴られると痛いのです‥)
なんだってそんなに暴れていらっしゃるのだと思っていたところ、
翌朝の診察で逆子が治っている事を知りました。
そういえばLouinoも逆子で、コアラのようにお腹の真ん中にいましたよ。その時は、お腹の外から赤ちゃんを回す「骨盤位外回転術」で先生に逆子を治してもらう予定でしたが、彼もまた、その前日にくるりと回って先生方を驚かせました。
更に言えば、母も逆子だったようで、イギリスの病院でインド人の女医さんに外回転術で回してもらったそうです‥
家族揃ってマイペースなり。
妊娠35週になった朝、ついに張り止めの錠剤をのみ、点滴をはずしました。
寝る時もおトイレも約2ヶ月間ずっと一緒だった私のお友達、点滴さん。
赤ちゃんをお腹に留めてくれた救世主。
もう1人で歩いていいのね。
お腹の赤ちゃんはお陰様で大きく育ちました。
感謝します。
さようなら、点滴さん。
ありがとう、私のお友達!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?