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いけばなを通して思うこと。

いけばなを習い始めてもうすぐ7年目突入。
マイペースで進みながらも、こんなに続いた習い事は多分人生初めてです。
今日はいけばなを通して思うことを書いてみようと思います。

目次▶︎
いけばなを始めたきっか
私がいけばなを選んだわけ
やめない理由
自分に甘い自分
私がいけばなを通して得たもの

いけばなを始めたきっかけ

息子が幼稚園を卒園するときに、ママ友さんが
「いけばなかフラワーアレンジメントを習ってみたいんだ」
と何気なく、話していました。

その時私には、いけばなをしている憧れの女性がいて
「あ、いけばなならしてる人、知ってるよ。」
と話しをしたのがきっかけです。

私がいけばなを選んだわけ

その当時、フラワーアレンジメント、やドライフラワーを使ったリース作りなど
色々流行っていましたが、私がいけばなを選んだ(直感ですが)理由です

  • 日本の文化である

  • 山野草を使う(イメージ)

  • 母が昔やっていた

  • 今流行りの・・・には乗りたくない

ざっくりこんな感じです笑。

私の父(2番目の)は山育ちで
小学生のときにはよく山へ連れて行ってくれました。
私たち姉弟にキャンプや自然の楽しさを教えてくれたのもこの父です。

その父が、海老根蘭を栽培していたり
野草をとっては天ぷらにしたりと、とにかく山の楽しさ
山野草の楽しさを教えてくれました。
中学生になっても山登りや自然のことをとても多く教えてくれました。

高校になりその父とは離れて生活するようになりましたが
子供の記憶というものは忘れないもので、そのおかげで
今も山や川、自然が大好きなんだと思います。

また高校生の時は日本古来の文化を知ることも好きでした。
「夕霧」「露草」「女郎花」
その言葉の美しさに惹かれ
よく図鑑や辞典を調べました。

大学に行き、さまざまな国の友達と交流するようになってからは
友達は自国の文化、伝統をしっかり身につけて伝えられるのに
私は日本人として何も習得していない、、、
(概してそういう文化が今の日本なのですが・・・)
と思い、何か身につけて日本を自慢できるようになりたい。
とも思いました。

色々な条件が重なり、私の中では何か一つでも
日本の文化を習得したいと思うようになっていました。

やめない理由

最初は軽い「習い事」のイメージで伺っていましたが
段々、年数を重ねるにつれて
「単なる習い事では、、、ないぞ」と気づき出します笑

師匠と弟子という関係。

今どき珍しいかもしれませんが、
この言葉の意味をいけばなを通して理解しました。

経験値が少なく
本当に庶民の生活をしてきた私なので
とにかく、お月謝を渡すこと1つ1つからご指導頂きました。

その当時は
「大人になってこんなに緊張することなんてなかった・・・」
と思っていました。

それくらい、先生は親身に
「これはこうすべきではない。正しい道はこう」
と指導してくださいました。

これも、人によっては

  • そこまで頼んでないし、、、

  • 今どきそんな古いこと言っても、、、

  • 教えてくれないとできないし、、、

という方もいらっしゃると思います。
(私も少なからず最初はそう考えることもありました。)

ですがある時、本当に人任せにしていて
失敗しそうになった事がありました。

自分に甘い自分

ある花展に出瓶するチャンスを頂きました。
それは習い始めてまだ間もない頃でした。

当時の私はお恥ずかしながら、道理もまずわかっていません。
今となっては大人になって
こんな基本的なことを教えて下さる指導者の方ってそうそういないと思うんです。

  • 私は花展に出す人に選ばれた

  • きっと初めてなので指導してくれるだろう

  • それまでは、、、まいっか。

そんな感覚でした。

ところが、そんな他人任せの弟子に対して
先生が指導しないわけがないです。
結果、私は先生と、大先生にもご迷惑をおかけしました。

その時にご指摘頂く言葉一つ一つが、、、、
とにかくその時の私に的を得ていて
とても反省した事を覚えています。

はっとする事が沢山でしたし
自分に甘い自分がばればれでした笑
こんな事をご指導して頂くなんで今となっては本当に
お恥ずかしい話です。

大人になって、自分のことで涙を流したことも久しぶりですし
常識と思っている認識の甘さと違いを痛感しました。

やめない理由

そんな事がありながらも、現在も7年続いています。
その理由には、

  • 尊敬する人に巡り会えたこと

  • お花をまだまだ極めていないこと

  • 私の今までの人生では知り得なかった事が学べること

があります。

私は自分でいうのもなんですが、
そこそこ器用になんでもこなせてまいりました。
なのである程度したらすぐ飽きて(ダメですよね笑)を繰り返していました。

ですが、いけばなは奥が深く
上には上があるんです。まだまだ私なんて、、、というレベルです
ずっと学び続けていけるということは最大の魅力です。

そして、やっぱり大切なのは
尊敬する「師」に出会えたこと。

本当に強い人は優しくないといけない。
と昔読んだ漫画でとても印象に残った言葉ですが
まさに凄い人は多くを語らないものです。

たくさんの苦労があって今の地位にいらっしゃるのに
出会ってたくさんお話をする度に少しずつ
そんな見えないところでの努力のお話を伺えて。

本当に素晴らしい先生だと日々尊敬します。
尊敬できる人に出会えることも、人生においてあるかないか
私はとても特別な人生を送らせてもらってると思います。

私がいけばなを通して得たもの

  • 日本文化

  • 相手を思いやる気持ち

  • 花の技術と花を想う気持ち

  • 日本人の心

他にもたくさんありますが
私は今までになかった経験値が格段に増え
これからの人生まだまだ成長できるなと感じています。

いけばなというと、

お金がかかるし
年配の方が多いし
子どもたちはあまり興味なし

という方も多いかもしれませんが
人との繋がりがゆるいご時世だからこそ
強い絆を深められるような習い事も、いいかもしれません。

私はいけばなを習ってよかったし
これからも一生続けていこうと思います。

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