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ある日の疑問 ー 調味料って必要?

家で料理をしていて、ふと思った。
「果たして、調味料は本当に必要なのか」

私が使用しているのは、塩と油代わりのバターだけだ。こうなった理由は割愛するが、味覚が一般とはかなり違うことは自覚している。以下、主な調味料の目的/効果や日本での歴史をざっくりまとめて必要性を考えてみる。

【砂糖】
*目的→甘みをつける。疲労回復。
*歴史→奈良時代に記述あり。江戸〜明治時代に庶民の元へ。
【塩】
*目的→体内の水分をコントロールする。浸透圧を調節し、食物から栄養素を取り込む。生きる上でなくてはならないもの。
*歴史→弥生時代頃。狩猟生活の時は自然に摂取出来ていたが、農耕により作物を収穫するようになると別に塩を摂る必要が出た。
【酢】
*目的→味覚だけでなく、殺菌や防腐効果もあり。疲労回復や生活習慣病にも。
*歴史→4〜5世紀頃。人類が作った最も古い調味料。大正時代に庶民にも広まる。
【醤油】
*目的→一番は味付け。味覚の基本要素の5つ、旨味、塩味、甘味、酸味、苦味が含まれる。他にも消臭(生臭さ)や静菌効果(雑菌から守る)あり。
*歴史→7世紀に元になるもの記述あり。明治時代に入り需要の増加。
【味噌】
*目的→他の食材の消化吸収を助ける。腸内環境を良くする。タンパク質を始めとした栄養の宝庫。
*歴史→平安時代に初登場。江戸時代に大都市で流通。以後徐々に広まる。
(※多少の間違いはご容赦下さい)

ちなみにこれらを使わないと、どんなメリットがあるか。
*期限を気にしなくて良い
*洗い物が楽


何なら最近は調味料を殆ど使っていない。すると味覚はこう変わる。カカオ70%のチョコがちょうど良い甘さ。ドライフルーツがすごく甘い。でもそれが本来の甘さで、商品を売りたいために中毒性のある砂糖を大量に使うのはよく聞く話だ。上記のメリットに、食材本来の美味しさを感じられる (品種改良により昔に比べて遥かに向上してる)を加えよう。

極論だが現代で生きる上で、塩以外は要らない若しくはさほど重要性を感じない。(異論は認める)

それを裏付けるように、基本の調味料「さしすせそ」でさえ庶民が日常使いするようになって、手に入らなかったという理由はあるにせよ歴史は浅い (…でも味噌はちょっと捨てがたい)。

そこでふと、「調味料って化粧に似てるんじゃなかろうか」との考えが頭をよぎった。

*必要に応じて使われる
*無くても生きていける
*使い過ぎると毒になる
*歳を重ねると使用料が減る

あ、やっぱり似てるわ。私の食生活は極端だが、でも元気に生きている。こんな人や生き方があるということを最後に記して終わる。



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