敬老の日、ひ孫を連れて行った。
私は小さいころから、自分を甘々に甘やかしてくれる祖父母が大好きだった。いつもにこにこしている祖父。楽しそうにずっと話している祖母。小さい頃はお泊りをたくさんさせてもらって、家に帰るのが嫌になるくらい祖父母の家は楽しかった。比較的大きくなってからはあまり遊びに行かなくなったが、旅行に行った際のお土産は必ず買い、母に渡しておいてとお願いをしていた。本当は自分が行くのが一番喜んでもらえるのは知っていたが、部活もあり、なかなか時間がなかったし、正直行っても昔と違って何もすることがないので足が向かなかった。でも、それでもいつも感謝というか大切にしたい人たちとして頭にあった。
そして、今日は敬老の日ということで私、夫、息子の三人で会ってきた。
夫は一昨日仕事からの私の実家。昨日スポーツしてから夫の実家で疲労困憊だったが、私が「敬老の日だって聞いたのでお疲れのところ大変申し訳ないですが、おばあちゃんちに行きたいです」と言ったら間髪入れずに「いいよ、てか早くいかないとだね」と言ってくれた。本当に感謝。
アメリカに旅立つ日が近づいており、次はいつ直接会えるかわからないから存分に楽しんできた。
まあ、実際にはご飯をたらふくごちそうになっただけだが…
それでも、祖父母はとても喜んでくれた。
特にひ孫がかわいくて、かわいくて仕方ないといった感じだった。
前回遊びに来たときは、まだ寝てることしかできなかったが、今は、10歩ぐらいなら歩き回れるので、見ていてより楽しかったようだった。
基本的に祖父は、最初から座っていた椅子から動かなかったが、私の時と同じでずっと笑っていた。帰りがけには息子を膝に乗せていた。
祖母は、自分が用意したご飯に全く手を付けず、ずっと息子と遊んでくれていた。何度か息子を見る役目を代わろうとしたが、「大丈夫」と言い、8キロ以上ある息子を抱き上げたり、動き回るのを腕で抑えたりしてくれていた。2人ともこの後筋肉痛になるんだろうなと勝手に想像した。
確かに、昔の写真に比べれば2人とも年を取ったが、それでも今なお元気でいてくれることが本当にうれしい。私が小さいころと変わらず、やさしく息子と遊んでくれている姿を見ると、まだまだ元気だな。安心。と思える。しかし、2人とも80近い。夫は駐在で行くわけではないので、帰国費用などは出ない。帰国するのにはそれなりにお金が掛かるので次いつ会えるか本当にわからない。いつまでも元気でいてくれることを願うばかりだった。