危険なサイレント。

白馬の彼側は不明だけど、
沙織自身は崩壊仕切ってるし、
なんなら、毎日崩壊する仕事をしてるし、
コレ以上、どう、崩壊するんだ?!
という感じだったので、
別に起こらないのはなんとも思っていなかった。

しかし、崩壊するのは沙織とは限らない……
うかつだった。
暖の彼が崩壊し続けているのだ。

まず、元カノが転がり込んできた。
受け入れたけど、本命は沙織。
同居の彼女より、沙織が好きで、交際は
続いていた。

ある日、彼女から振り込みを受けたら
暖の彼は口座を大阪の知らない街の警察から
凍結された。
近くの警察に行って確認したものの、
彼女がいないと不明。
別々に話をしてから、彼女はドロン。

その後、沙織たちは些細なケンカをした。
それは白馬の彼が別れさせるために
しでかしたことらしい。
元カノには「見放せない」暖の彼は
沙織には「ゆっくり休んでね。」と突き放した。
口座凍結のときもいても経ってもいられなく、
沙織のところにきて、甘えた人が……

自分の甘え
彼女の甘え、は良くて、沙織はダメ。
違和感を感じた。
この辺から、もう、終わりを感じていた。
その後、口座凍結のお金が戻ってくる方法を
教えたけど、暖の彼は何もしなかった。

交通事故に遭い、入院。
自宅療養中に胆石発覚!!
入院して、手術。
そして、また、いま、肝臓が膿んでいて、
再入院。

職場から給料が振り込めないことで発覚した
事件のため、職場でも
「彼女を追い出せ!!」と言われてるけど
「連絡が取れなくなっても困る」
と次の行き先が決まるまで守る暖の彼。

そうこうしているうちに彼女は
2回目の脳梗塞で入院。
もう、帰ってこれないんじゃない?
というのが、暖の彼の意見。

自分の病状次第で、暖の彼もかなり不安定そう。

とまあ、こういう感じで、崩壊しているのは
沙織の周辺の方たちなのだ。

仕事でもいろいろあったが、
さすがに巻き込んではマズイ。
なので、やはり、
暖の彼とは別れるしかなくなった……

崩壊仕切ってるメアリーも沙織も問題ないが、
一般人には崩壊の余波が及ぶ。
そんなに、強い力のある白馬の彼とのサイレントはいい加減、終わらせなくてはならない。

宇宙様……私たちはいいけれど、
周りの方たちまで崩壊させないでください。
それぐらいなら、
サイレント開けをお願いいたします。

危険なサイレントだよ……

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