さんびゃくろくじゅうど
自分の外側に、神はいない。
神は自分の内側にいる。
自分の外側に、宇宙はない。
宇宙は自分の内側にある。
自分の外側に、世界はない。
世界は自分が創った。
夢うつつのなかで、象ったイメージが放出して宇宙になり、私の内側から、あたかも外側に顕現したかのように見える。
私はその距離感に圧倒される。外側よりも内側のほうがなんと遠く届かないのだ。
恐ろしくて涙が出ます。
どんなに向かってもエネルギーを使い果たして希望がなくても、絶望にたどり着かず、まだまだ落ちなければいけない。
怖くて涙が出ます。
翼など初めからなかった。
別に必要としてなかったから。
ただこの恐ろしい流星群の勢いから逃れたかっただけだ。ひゅうんひゅうん。
どこからか、声がして。
許してくれると、言っています。
でも許せないのが、私なので。
足を踏み入れるのは、いいことだ。それはタナトスにしか出来ない。
私はとどまる。
かも。
しれない。
でもどうか反対側からやってきて。
背中から、抱き締めて。
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