【セクシャルマイノリティとして生きていて】
実は最近youtubeでとても心打たれるものと出会いました。
それがこちら。まずは何も言わずに見てほしい。
このお二人はセクシャルマイノリティのカップルです。
左がMikiさん右がKanaさん。わがしチャンネルをしています。
Kanaさんは本も出版しており、日頃から発信・発言をしている方です。
Mikiさんは柔らかい空気でのんびりとお話する姿が印象的です。
楽しいの中にも苦しんできた過去がある
どのセクシャルマイノリティカップルでも絶対に悩んだことはあると思います。「どうして結婚できないのだろう」「永遠が見えない中での付き合いはつらい」私もそれがきっかけで女性と別れた過去があります。あの時は、法制度を憎んだし、バイセクシャルである自分を強く否定し、もう二度と女性とは付き合わないと心に決めました。(結局付き合ってるんだけど。笑)
きっとこの二人にも画面からは汲み取れないような葛藤や苦しみがあったんだと思います。でもきっと二人で乗り越えてきたんだろうし、だからこそ見ていて憧れるような精神的な強さを感じることができるのだと思います。この感じ、カップルとして憧れなんだよなあ。
悲しくてやりきれない大人たちの言葉
最近、自民党の対応やとある議員の発言により、私は小さく小さく傷ついていました。カミングアウトをしていない実家住の私は声をそのニュースをただただ目で追って耳で聞いていました。当事者であるはずなのにどこか他人事で、悲しいはずなのに今の日本に諦めているようなそんな自分も好きではないと思いました。
上手に話せなくても伝えることはできる
この動画でMikiさんは「もともと話すのは苦手だからそういうことはKanaさんに任せていた。でも、一緒に過ごしていく中でこれじゃあだめだって気づいた。「上手に話せなくても(自分なりに)伝えることはできる」「私たちが当事者である限りこの誰かの頑張りをいずれ自分も恩恵として受けることがある。その時にどういう気持ちでこの恩恵を受けるのか。その時に一緒にやってきたね。一緒に頑張ったね。といいたい」と涙ながらに話をしています。私もどちらかというとMikiさんタイプで、自分が難しいことから逃げられたらいいし、自分の気持ちを言葉にするのが苦手だと思っています。
だけど、本当にこの言葉にははっとさせられて気がしました。
そうか、こうやって近年パートナーシップ制度が認められてきたのも、時代の流れだと思っていたけどそれだけではない。誰かがずーっと声を上げてきたから、やっと制度に結び付いたんだ。
二人の未来だし、みんなで作り上げるものだから
誰かのせいにしていいなんてことは本当にないんです。私自身今まで本当に我がなくて、それを柔軟性と自分の良いところとして挙げてきたけど、これからは少し変えていきたい。根底にはしっかりと自分の考えを持ちながら日々物を考える癖をつけていきたい。私が生きる未来だ。少なからずあと50年は生きる予定だ。そんな予定を空白にしていいものか。
声のあげ方・NOの言い方はいくらでもある
私は、大きく活動家として動いているわけでもないしインフルエンサーとしての影響力があるわけではないけれど、現代の社会では声の挙げ方はいくらでもあるんだなと。こうやってnoteに書くでも、友人との会話でもこっそりと同意しないとか。(笑)やり方はいくらでもあるけれどやるかやらないかは自分の気持ちの持ちようだと思う。私は今回Mikiさんの言葉には1つ1つ考えさせられ、感動したし、Kanaさんの心の持ちようにはやっぱり尊敬した。(私が数年後あんな風になっているとは思えなすぎる。笑)
NOといえなくてもYESと言わないという選択があるんですね。私は自分で考えて自分で答えを出していきたい。
みんながそれぞれ自分のできる範囲のことをやればいい
これって本当に簡単なことではなくて、やってなかったことをやるようにする習慣ってとっても難しいと思うんですよ。いますぐ裁判に参加できるわけでもないし、youtubeで発信するわけでもない。でも、何ができるか探しながら生活するのも一つのきっかけなのかな思っています。
私のようにこうやってnoteに思いをのせること、Twitterのハッシュタグに参加すること。何でもいいと思います。私は、今後どうしていこうかな。無関心な大人にだけはなりたくないな。
NOといえなくてもYESマンにだけはならないように。