フランス留学生活も残り6分の1になりました。
フランスの大学で社会学を学んでいる社会人留学生が書いてます。
留学生活はあっという間に過ぎていきます。
2022年9月に渡仏して、3年間で6セメスターを過ごすプランでここまで来て、現在6分の5が終わり、残すところあと1セメスターになりました。私はフランスの教育方針、特に筆記試験(dissertation)のやり方が好きで自分に合っていたから勉強モチベはずっと高いままやってこれました。しかし毎回毎回テストの後は電池が切れたみたいに寝ます。無意識のうちにテストの日まで体力と気力を温存して当日に使い切るスキルをこの2年半で身につけました。私の強みは本番に強いことです!って今後言えそう。
渡仏してからの2年間でフランス語に慣れて、大学の勉強のやり方、社会学の方法を知り、3年目はその精度を上げていく段階にいるので、私にとって3年間ってちょうど良かったです。これが日本の大学のように4年制だと長過ぎて気力が持たなかったかも。フランスでの就職を目標に置かないと決めた時点で私にとってここで修士に行く必要性はなくなり、5カ年計画が3カ年計画になったことから心理的な負担が軽くなったので、最後のセメスターは勉強中心で走り切って、悔いのないように終わりたいです。
フランスの大学で勉強した結果、知ることの楽しさはもちろん、構成することの楽しさにも気づけました。これはひとえにdissertationのおかげなので、この筆記試験の魅力についてはまた別の記事で書きたいと思います。
書く力、聞く力、話す力って全てがお互いにとってなくてはならない存在で、相互作用でそれぞれの力を底上げしていくということが留学してよく分かりました。グループワークで、日常生活では話さないトピックについて議論することは巡り巡って書く力にも生きているし、ノートに手書きで書くことで整理した知識によって発言できたこともあるでしょう。そんな全方位を同時に鍛える機会を与えてくれたフランスの大学には本当に感謝しています。
残り、1セメスター、最後まで真剣に取り組みます!