論文に追われる限界大学生のその読み方(完全に自己流です)
フランスの大学で社会学をやっている社会人留学生が、3年目の今どうやって論文を読んでいるかをざっと書いていきます(この記事は2分で読めます)。
今年は卒論書くし、3つの中から選択したのが週に2本論文読む授業だからまだ始まって1カ月半だけどもうだいぶ論文読んだ。毎日何かしら読んでて、30ページ越えのがくると気分が沈むけど、25ページ以内だと「やったー」と思えるくらいにはフランス語で論文を読むことに慣れてきた。
今の読み方は、まず論文をZoteroに入れる。Zoteroは神。そしたら、著者のプロフィルと発行年をさっと確認して、Introductionへ。
目的によって論文の読み方は違う。プレゼン、プレゼンの質問者、小テスト、授業の予習など私が担う役割に合わせて、ざっと読むのか注意深く向き合うのか決める。
Introductionではキーワードマークしながら、主題の背景やアクチュアリテ、問い(Problématique)もしくは目的とプランを掴む。
次に結論(Conclusion)まで飛んで、問いに対する著者の回答を把握。利点を挙げてから問題点を述べるのか、常に問題点を挙げているのかなど、著者の方向性を見る。
論文の頭と最後をしっかり押さえてから展開部分(Développement)を読む。キーワードは黄色、固有名詞は青色でマーカー、総括や他の段落でも主張している箇所は大事なので下線引く。時間ないときは例や細かい説明は躊躇なく飛ばす。
外国語の論文なのでここに単語を調べる作業が加わる。これは正直けっこう時間を取られてるけど、全体を通して気をつけていることは意味がわからない単語を無視しない。ちゃんと調べる。でも、その意味を日本語でメモしない。「ああ、そうですか」ってイメージを掴んだらその一瞬で記憶に残す努力をしてガンガン読み進めていく。メモするのは頭に自然と浮かんでくる要所要所での要約だけ。
まだこの論文論文な日々は始まったばかりだけれどちょっと一息入れたくて久しぶりにnoteを書いた。1年後にこの読み方がちょっとでも進化していたらいいんだけど。もし、これを読んでいるあなたが今、大学生なら一緒に頑張りましょう٩( 'ω' )و
Illustration generated with the assistance of OpenAI’s DALL·E.