【VOMS】三者三様の魅力が10分でわかる「2020年VOMS勝手に名言ランキング」動画が素晴らしい!【VTuber】
個人勢VTuberに興味を持った人ならば、知らずのうちに【VOMS】という謎プロジェクトに属する三人組を知っているかもしれない。
日本語と英語を使い分けながら、ケトル(やかん)のような笑い声をする、天野ピカミィ。
漫画や同人のネタを脈略なく突っ込む、謎の企画力の持ち主、緋笠トモシカ。
低音ヴォイスがいろんな意味でカッコいい、TRPGなどのコラボで活躍する、磁富モノエ。
その三者三様のVOMSの魅力が10分程度でわかる動画が「2020年VOMS勝手に名言ランキング」である。
アンオフィシャルであるが、動画編集しているのは、磁富モノエMV第一弾に関わったり、VOMS三人がゲスト出演した「注文の多い工務店」シリーズの公式切り抜き動画担当の人(@wo_owr)。さすがという出来栄えだ。
このランキングは一人に偏ったものではなく、VOMS入門編として、また、2020年のVOMS活動を振り返るものとして、最適の動画になっている。
VOMSに関心がある人は、ぜひとも見てほしい。
以下、ランキング動画にふれながら、僕の知っている範囲でVOMSの魅力を語っていこう。
(10位と9位と○位のネタバレを含みます)
【目次】
*VOMSの海外人気のきっかけとなった「Let's kill da ho!」
*個人勢ならではの配信モンスターっぷりがVOMSの魅力
*なぜトモシカはモノエをビジネスフレンドと呼ぶのか?
*低音ヴォイスがカッコいいモノエはコラボで活躍中
*もともと一人だったはずが三人になってしまったVOMS
*VOMSの海外人気のきっかけとなった「Let's kill da ho!」
2020年時点で、VOMS関連でもっとも再生回数が多いのは、215万回再生を突破した切り抜き動画「Let's kill da ho!」
これは、日米ハーフの天野ピカミィに、ジョジョオタクの緋笠トモシカが第4部に出てくるセリフ「Let's kill da ho!」をノリで叫んだものの、本来の意味を教えられて赤面するといった内容だ。
このときのピカミィの笑い声が、ケトル(やかん)の音とそっくりということで、「Kettle」はピカミィの代名詞として、海外のファンには知られている。
マイクラ(Minecraft)配信の切り抜きだが、この動画だけでも二人の魅力が伝わる名場面だ。
なお、トモシカはこの人気に便乗して、原作のパロディ動画を投稿している。
この「Let's kill da ho!」がきっかけでVOMSを知った海外ファンが多いため、ピカミィだけではなく、トモシカの動画でも英語のコメントが飛び交っている。
しかし、トモシカとモノエは英語よわよわ勢である。
それがわかるのが、次のマイクラ配信切り抜き動画。
と、VOMSのマイクラ配信では、様々な名場面が生まれている。
前述した「2020年勝手にVOMS名言ランキング」10位もそのひとつだ。
*個人勢ならではの配信モンスターっぷりがVOMSの魅力
「VOMS勝手に名言ランキング」10位がこれである。
マイクラ達人のモノエによるマジメな説明のときに、こんなエロ同人ネタをぶちこむのがトモシカなのだ。
とはいえ、相手のモノエはそんなネタに赤面するようなヤワな子ではない。
モノエはニコニコ生放送にどっぷり浸かった、自他ともに認める筋金入りのオタクである。
トモシカもそれを知っているから、遠慮なくエロ同人ネタを持ちかけるわけで、モノエのほうもその気になれば、ノリノリでセンシティブな内容を語るようになってしまう。
それがこちら。
この動画を見れば、VOMSがアイドルではなくモンスターであることがわかるはずだ。
個人勢ならではのディープな会話が楽しめるのがVOMSの魅力である。
*なぜトモシカはモノエをビジネスフレンドと呼ぶのか?
「VOMS勝手に名言ランキング」9位のセリフは、元動画を知らない人は真に受けてしまうかもしれない。
実は、モノエがトモシカに言ったセリフはミッション遂行のための前フリなのだ。
(気になる方は、元動画をどうぞ)
そのミッションを知らないピカミィがあわてて叫んだのが、9位になった名言である。
(マシュマロとは、匿名でメッセージを送ることができるサービス)
なお、トモシカはことあるごとにモノエのことを「ビジネスフレンドの関係にすぎない」というが、これはピカミィの目を気にした建前というもの。
純真無垢なVOMSファンの中には「トモシカとモノエって仲悪いのか?」と本気で心配している人もいるらしい。
しかし、二人の仲が本当に悪いのならば、楽しいお泊り会配信をするわけがないのだ。
なんやかんやでトモシカとモノエは一緒に配信することが多く、そのことでピカミィが寂しい思いをさせないためにトモシカは「モノエとはビジネスフレンドの関係」と強調しているのだ。
そう、これはトモシカの優しさなのである。たぶん。
なお、トモシカには謎の企画力があり、様々な実験的配信を行っている。
例えば、次の「3時間瞑想する配信」では、瞑想に入ったためにトモシカは三時間しゃべらない配信となっている。
配信主が3時間しゃべらないで配信が成り立つのか?
疑問に思った人は、ぜひとも実際の配信を見てほしい。
(動画ページのコメントを見れば、何があったかはだいたいわかるけれども)
*低音ヴォイスがカッコいいモノエはコラボで活躍中
初配信で「高い声を期待したか? バカめ」という名言を言い放ったのが磁富モノエ。
モノエの最初の歌ってみた動画はその低音ヴォイスで魅了させてくれるものである。
(このMVを編集したのは「2020年VOMS勝手に名言ランキング」動画を作った人)
磁富モノエはTRPGを始めとしたコラボで積極的に活躍している。
特に、TRPGでは感想動画もあげているので、合わせて楽しむことができる。
それらを見れば、YoutubeでTRPG動画を配信している人たちにモノエが重宝されている理由がわかるだろう。
例えば、不定期でイラストレーターのしまどりるが配信している「しまどりる企画室」でモノエはレギュラーの一人。
この「しまどりる企画室」から、ディズムによる対話型TRPG「カタシロ」の舞台化およびクラウドファウンディングというアイディアが生まれた。
「カタシロ」のクラウドファウンディングは目標額の300万円をわずか開始15分で達成したことで話題となった。
目標を達成しても、止まらないクラファンの金額。
なぜ、これほどのお金が寄せられたのか?
「カタシロ」というシナリオの魅力が最大の理由なのだが、特典がファンにとってたまらない内容であったせいだろう。
そのアイディアを出すうえで、自他共に認めるオタクであるモノエの意見は役に立ったはずだ。
ファン目線を忘れないモノエの言動が知りたければ、この「しまどりる企画室」を追うことをオススメしたい。
なお、モノエはキーパー(他のTRPGにおけるゲームマスター)として、ピカミィやトモシカ相手に「カタシロ」配信をしている。
それぞれ、同じVOMSのよく知るモノエ相手だからこそ、ぶっ飛んだ発言をしているので、VOMSファンの人ならば、それぞれの結末を含めて、ぜひとも見てほしい内容だ。
(ただし、配信を見ると「カタシロ」というシナリオを自分で楽しめなくなるので注意)
*もともと一人だったはずが三人になってしまったVOMS
VOMSのキャラクターを作ったのが、ボカロPとして知られるGYARI。
もともと、GYARIは一人だけのVTuberを募集したはずだったが、オーディション動画を見た結果、一人に絞りきれずに三人デビューとなってしまった。
それがVOMSである。
VOMSは「VOX MONSTERS」の略が由来で、これは「おしゃべりモンスターズ」という意味らしい。
その由来のとおり、2020年2月デビューから、この三人は配信モンスターとして暴れまわっている。
そして、キャラの生みの親であるGYARIは個々の配信活動には完全ノータッチである。
(だから、VOMSがGYARIプロデュースというのは間違い)
VOMSの三者三様の活躍は、2021年になり活動二年目になっても留まることはないだろう。
「2020年VOMS勝手に名言ランキング」動画を見て、そんな確信をいだきながら、この記事をまとめました。