海へ投げる
目が覚めたら知らない景色
もしくは永遠に真っ暗なまま
どちらにしてもいずれは
僕でいられなくなるんだな
明日が等しく来ないことを
頭の片隅に置きながら
心は安堵と落胆のため息
ひとつずつ吐いて動き出す
生きることは悲しいことだから
あの日終わらせるつもりだったのに
留まらせたあなたのいない生活は
昨日に押し出されて続いてく
希望も絶望もないと知って
枠だけ残った世界に立った
報われるとか成し遂げる以外で
何に時間を使えばいいんだろう
今日進めたとこまでが
僕の人生になるのなら
せめて嘘にしたくない想いを
書き留めてひっそり歌おうか
その声が誰にも届かずとも
きっと取るに足らない
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