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貧血になってしまった|サプリではなく薬を飲む

2年振りくらいに貧血になってしまいました。ビタミンB12が不足することによる貧血であり、これは僕の身体の構造に起因して発症しています。

20代の頃に胃がんによって胃を摘出していることから、身体にビタミンB12と鉄分が吸収しにくい身体になってしまっています。医療的に詳しい説明ができる自信はないのですが、本来は摂取した食事に胃から分泌される物質が結びついて腸に送られ、そこから鉄分とビタミンB12が身体に吸収されるのですが、僕は胃をそもそも摘出してしまっているので食事と結びつく分泌物がなく、必然的に鉄分とビタミンB12が不足してしまう、という仕組みになっているようです。

鉄分はまだしも、ビタミンB12の役割を実感することは少ないかと思いますが、ビタミンB12を吸収していることによって人間の身体に血液が生成されるそうです。医師からは「現在の状態は物資が不足している工場のようなもの」と説明を受けました。なるほど。

そこで、貧血を治すべく鉄剤とビタミンB12の薬を処方してもらい、さっそく食後に服用するようにしています。これらの薬によって食事から摂取できない栄養素を直接得ることができるようになるのです。

まだ服用を始めてから日が経っていないにも関わらず、さっそく実感を伴って効果が表れてきています。非常に体調が良いのです。

効果の実感に好奇心が湧いたので、飲んでいる薬に含有されているビタミンB12の量を確認してみたところ、1錠で500μg マイクログラムのようです。

あまりピンと来なかったので栄養価の高い商品やサプリメントと比較してみたところ、例えばプロテインを牛乳一杯分に入れる量からは3.0μg マイクログラムが、ビタミンB12を摂取するためのサプリメントでは2錠で100.0μg マイクログラムが含有されているようです。

何気なく僕に処方されたビタミン剤にはこれらを圧倒的に上回る量のビタミンB12が含まれていたことを知ります。どうりで治りも早いわけです。

最近、機能性表示食品による健康被害のニュースがありましたが、今回の個人的な体験から、公的医療で扱われている保険適用された医薬品への信頼度が更に高まることとなりました。

被害にあわれた方々には心からお悔やみ申し上げますが、日本の標準治療への信頼がもっと高まるべきだと感じた次第です。体調が悪かったり健康を意識したい時には、しっかりと医者にかかって薬を処方してもらうのが最も良いのではないかと、そんなことを思います。

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