集中力と幸福感が高まる読書スポット|奈良のスタバで非日常
読書が好きな人にとって、どこで本を読むかは重要な要素だと思う。集中力にも関わることだし、心地よく本を読んでいたい気持ちもあるだろう。環境選びは大切なことだ。
自宅、図書館、電車、ホテル、風呂、色々な場所で読書に勤しんでいるだろうけど、個人的に今までで最も読書が捗った場所はどこかを考えてみた。
ここ数年で言えば、最もお気に入りとなった読書スポットは奈良県にあるスターバックスだ。近鉄奈良駅から徒歩10分ほど歩くと猿沢池という美しい池があるが、そこに面しているスターバックス猿沢池店である。
猿沢池は世界遺産でもある興福寺のすぐ近くにあり、興福寺の五重塔が周囲の柳と一緒に水面に映ることで有名な池だ。
このスターバックスのテラスからは、その猿沢池を眺めながらコーヒーを飲んで過ごすことができる。スタバも優良な不動産を手にしたものだ。
外の気温が過ごしやすい時は、テラスに出て興福寺と猿沢池を眺めながら本を読むと本当に気持ちがいい。悠久の歴史を目の前に感じながら読書に耽ることができれば、それだけで非日常のひと時を過ごすことができるようになる。
また、本を読み疲れてきたら、池の反対側まで歩いてみると鹿が歩いているので、これもまた非日常の体験を加えてくれる。とにかく時間がゆっくりと流れるようになるのだ。
僕はここで何冊もの本を読み切った。よく通っていたのは2023年頃だったか、あの頃は「スペインがインカ帝国を、ではなくインカ帝国がスペインを征服!」の歴史改変もの『文明交錯』を読んでいた。
ゲノム編集技術クリスパー・キャス9でノーベル賞を受賞したジェフリーダウドナの伝記『コードブレイカー』もこのスタバで読み耽っていたことをよく覚えている。
日本の歴史が拡がっている目の前で、コーヒーを飲みながら世界史や人類の未来に思いを馳せるのはとても貴重な体験だった。時々横切ってくれる鹿も良いアクセントになってくれる。
今は関西を出て引っ越してしまったので、しばらくここには行っていないけれど、また同じような読書スポットを引っ越す先々で見つけたいと思う。他にもまだまだ紹介したい読書スポットはあるので、また機会があったら投稿したい。
きっとこれを読んでくれている人にもおすすめの読書スポットがあるんじゃないかと思う。おすすめがあったらぜひ教えてほしい。