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健康的な食生活とは何か

健康的な食生活とは何なのか、ふと考えてみた。僕はここ数年、夕飯を食べるのが22時を過ぎることが多い。仕事が終わるのがそれくらいなのだから、どうしてもそうなってしまうのだ。

そういう仕事をしていても、なかには食べずに眠るという人もいるらしい。職場の後輩にそうしている者もいた。やはり夜中に食事を摂るのはよくないのだ。

農林水産省のホームページにも、夜遅くの食事は肥満を招くと記載があった。遅くなった場合は脂肪の少ない食事を摂ることが大切らしい。

夜遅い時間に食事をとると、食事からとったエネルギーが消費されにくいので、余分なエネルギーは体脂肪として蓄積されやすくなります。最近の遺伝子レベルの研究からも夜遅く食べると太りやすいことが実証されています。また、翌朝、食欲がなくて朝食が食べられない原因にもなり、生活リズムも乱れやすくなります。

農林水産省「みんなの食育」

先日、休みの日の夜8時頃に友人と電話をすることになった。友人は夕飯を食べ終えていて「夕飯はもう食べた?」と聞かれ「まだ食べてないよ」と答えると「消化が悪くなるけど大丈夫か?」といったことを言われ、やはり夜遅くの食事が推奨されないことは世間的にも認知されているのだなと実感した。

一日に三食を食べるようにして、夜に寝る前にはできるだけ早めに夕飯を摂り、しっかりと消化させた状態で睡眠に入る。これが最も身体に良いのだろう。

僕は胃を全摘出している身なので、それを知っている友人からは「その身体で消化の悪い食生活をして平気なの?」と心配される。まぁ確かにそれはそうだと思う。

多くの日が一日二食であり、そのうち朝はトーストを一枚とコーヒー、夜に酒を飲みつつがっつり食べて寝てしまう。そんな生活が続いている。昼食はしっかりとは摂らないけど、おにぎりを食べたりリッツをつまんだりはしている。

まぁ要は好きに飲み食いしているのだ。僕の場合は胃を摘出している以上、どうあがいても太ることがない。だから食欲のある時にとにかく食べられるだけ食べるようにしている。

病気を経験すると一般的に正しいとされる食生活を送るようになりそうなものだが、僕の場合は全く逆のようになった。

これはもちろん不健康な食生活をするようになったということではなく、「健康的な食生活」を自分なりに考えるようになったというだけのことで、あながち間違っていないと思うことが多い。自分の身体が周りとは違うから、一般的な情報が当てにならないことが多く、自分で考えなくてはいけないのだ。

一般的な健康情報はしっかりと把握しておくべきだが、それを闇雲に信じて実践する必要はない。

一日に三食を食べる文化の起源は、エジソンがトースターを販売するためのマーケティング戦略だったという説だってある。国民の食事回数が増えたとしたら、トースターは格段に儲かるようになるからだ。

だから、なぜ一日三食なのかを考え、本当に自分にも三食が必要かを考えた方がいい。「健康的な食生活」というのも、なぜ健康的なのか考える必要があるのだと思う。

要は自分で考えて自分で決めるのが大切だということを言いたい。それが例え「美味しければ何でもいい」という結論でも、もちろん良いと思う。

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