非生産的な休日を過ごす効用
先日、法事があったので久しぶりに帰省をして実家に帰ったとき、することもなかったので本を読んでだらだら過ごしたあとは、日本酒を飲んでさらにだらだらするという、終日何も生産的な活動をしない一日を過ごしてしまいました。
週に5日働いていると、生活のリズムがどうしても生産性を高めたいという思考で動くこととなり、休みの日にも仕事のことや自分のキャリアのことなどを考えてしまいます。
休みの日に自炊をする時にもできるだけ節約を意識し、料理の手順もいかに効率的に動くことができるかを考えてしまいます。noteの投稿も考えてアウトプットの場に備え、手が空いたら読書をして知識をインプットしようと試みます。
これを繰り返すことで生産的な存在になれるよう暮らしていますが、一度ぱったりと非生産的な生活をしてみることで得た気づきも多くありました。
実家で過ごしたからかもしれませんが、昔の友人のことなど普段は思いを馳せていなかったことを次々と思い出すことになったのです。あの人は元気だろうか、一緒にどこそこに行ったな、といった色々なことを考えることができ、今まで生きてきたことに意義を見出すことにも繋がったのです。
忙しく生産性の高い毎日を過ごしているばかりだと、過去に思いを馳せることは少なくなります。しかし、思い切って非生産的な一日を過ごすことで、過去に思いを馳せて今生きていることの有難さを確認することに繋がります。
忙しく過ごしてしまっている人も、時には思い切って無生産な一日を過ごしてみることをおすすめします。しかし、そのまま日常に戻れなくならないようにはご注意を。