
キャリアの積み方|30代後半、野球選手なら引退の年齢
僕の年齢は現在30代後半である。特にこの年齢に焦りを抱いているわけではないし「まだまだ若い」とも思っておらず、あまり年齢に執着はない方だと思っている。
しかし、それ程強く年齢を意識はしていなかったけれど、この前報道ステーションで和田毅と松坂大輔が共演しているのを観て、ついつい自分の年齢を意識してしまった。いわゆる松坂世代が現役を引退してキャスターの様な新たなキャリアを歩んでいるのだから、「世代」というものを意識せずにはいられなかったのだ。
30代後半は野球選手ならば引退する年齢である。よっぽどのスター選手なら40代前半まで活躍するけれど、大半が30代頃に引退をすることとなり、それから新しい人生を歩み始める。
一方で僕の様な会社員は、早期退職や定年延長などの選択肢はあれど、一般的には65歳まで会社員勤めを続けて過ごしていくことになる。
こうして輝かしく活躍しながらも、年代ごとにキャリアをチェンジしている野球選手の様な人たちを見ていると、会社員というのはつくづく変化の少ない生き方だなぁと思ってしまった。変化が少ないというのは、リスクも少ないと同義でもあり、これはいいことでもあれば悪いことでもあると思う。
そして、それと同時に「人生に時間はない」ということを、あらためて意識するようになった。会社員として30代後半を過ごしていると「定年まであと20年以上働き続けるのか…」といった事を思ってしまうが、スポーツ選手であればもう引退の年齢なのだ。思った以上に人生は短い。
だから、ただただ漠然と過ぎていく多忙な日々をやり過ごすのではなく、常にキャリアの積み方を考えながら生きていかなければいけない。思い切ったチャレンジをしてキャリアチェンジするなら、まだ体力がある30代~40代にかけていち早く実行した方がいいだろう。
一方で、このまま大きな変化を起こさずに会社員として過ごすのだとしても、せめて仕事以外では何かリスクを取って人生に変化を取り入れた方がいい。
そして最も大切なことは、一日一日を大事に過ごすことだと思う。
できるだけ無駄に酒を飲んでしまう日はなくそう。人と会うのをめんどくさがらないようにしよう。人生が短いことに、後で気づいて後悔するのだけは絶対に避けなければならない。