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【23球目】新入社員

入社式

昨日、三陽工業には17名の新卒社員が入社してくれました。
全国各地での採用です。
本来であれば、本社での入社式や研修を行うのが例年の流れです。
昨年もその予定でしたが、急遽オンラインでの入社式&研修になりました。今年は、そもそもオンラインでの入社式&研修を準備してきました。

準備の大切さを痛感しました。
昨年よりも、一段階も二段階もレベルが上がっていました。
no normalな世界です。
原理原則や普通がない世界に入ってきていることを、日々感じています。

新入社員代表挨拶がありました。

大分県にある中津営業所からの発信でしたが、これが素晴らしかった。
若さ溢れるしっかりした挨拶を頂きました。

普段、生産推進グループ社員に勇気をもらっていると、社内でよく話をするのですが、今日は新入社員に勇気をもらいましたね。

ありがとう。感謝です。

私の新入社員時代

2000年の4月に新卒として仕事を始めています。
なので21年前の話ですね。少しこの話をしたいと思います。

就職活動中の会社説明会、1次面接、2時面接は福岡でありました。
最終面接は、東京の本社です。

配属は佐賀支店。当初の1週間は、東京のホテルで研修がありました。

あとで気づきましたが、その1週間は夢のような時間でしたね。
学ぶだけで給料が貰える。
17:00にはきっちりと終わって、その後、飲みにいく。

本当に楽しい1週間でしたね。
佐賀に帰ってからの生活は、想像がついていませんでした。

佐賀に帰って、最初の日。
午前中が終わったときに思ったこと。

この仕事を継続していけるだろうか。

これ、本当に思いました。

全てが初めてのことです。
最初の半日は本当にしんどかった。
ただ、そのしんどい半日で逆に開き直れましたね。

やるしかない。

そこから自分で決めた3年間。
毎日を120%でやりきった。やりきらないといけない環境だったので、そうせざるを得なかったというのが本音の所です。

どんな新入社員だったか

元気だけが取り柄の社員だったと思います。

ハキハキはしていたと思います。
元気に話すことはできていたと思います。
ただ、今振り返ると考える力はそこまでなかったかな。

単純でしたね。喜怒哀楽をハッキリ出していました。

入社して2年目に上司から言われたことを、鮮明に覚えています。

井上くんはきっと成功すると思うよ。感情のコントロールさえできれば

これを言われたのは24才の時です。
それから19年くらい経過していますが、とても鮮明に覚えています。
と同時に、感情的にならない様に気を付けてきました。

今も、もちろん気をつけています。
気をつけているからこそ、感情が爆発する時があります。
その抑えきれない感情も、大切にするようにしています。

永遠の課題です。
これからも気をつけながら、自分の感情は大切にしていきたいと思います。

新入社員時代の失敗

誰しも失敗がありますよね。私にもあります。

1年目、1回だけ寝坊して遅刻したことがあります。
社会人になって21年になりますが、寝坊したのはこの1回だけです。

8時から仕事開始だったのですが、起きたら8時10分。
会社からのモーニングコールで起きました。

会社まで徒歩5分ほどの所に住んでいましたので、すぐに準備して8時20分には会社に着きました。

さて、どうしよう。

きっと怒られる。怒られるのは嫌だ。
でも言い訳するのはもっと嫌だ。
しかも、当時の上司の支店長はすぐ怒るタイプです。

会社の前に着きました。腹は決まりました。ドアを開けて、

おはようございます!! すみません!! 遅刻しました!!

今までにない大きな声で、佐賀支店中に響き渡る大きな声で言いました。
言いましたというより叫んだに近いかもしれません。

そのまま、支店長の所に行って頭を下げます。
すると、一言。

次はないぞ、気をつけろ。

で終わりました。

ほっとしましたね。これで良かった。
それ以外の方法は考えられなかったですが。

もう1つ。

新規のお客様との契約という大切な仕事がありました。
1回目は上司の先輩と一緒に行きます。
ほぼ、その上司がやることを見ていました。
早く成長したいと考えていた私は、2回目の契約から

1人で行かせてください!

と偉そうなことを言って、本当に1人で行ってしまいます。
5月の話です。意気揚々と契約に向かい、様々な書類を作成したり、書類をお預かりします。契約は無事完了。

実際にその場の契約は完了しましたが、

条件に後日○○してください。

というのがありました。これをなかなか実行してくれません。
すぐに報告すべきことなのですが、タイミングを逃します。
1週間くらいまでなら、上司に報告してその力を借りることができるのですが、そのタイミングを逃します。
上司の力も借りれない、お客様も条件の履行をしてくれない。

八方塞がり感がありました。

どうしよう?

一瞬思いましたが、やるしかない。
本気でお客様にぶつかっていき、最終やっと条件履行してくれた時には数ヶ月経過していました。

この失敗は良い経験になっています。

悪い事はすぐに報告。

社内でよく言う言葉です。
良い報告は後でいい。悪いことは即時報告です。

結果的には問題ありませんでしたが、この時の私の行動は正しくありません。その後、同じ失敗はしていません。
あんなにしんどい気持ちには、なりたくないから。

毎年入社してくれる新入社員。

この世代が定年まで働くことができる、
この世代が未来を明るく想像することができる、
そんな会社を、環境を、創っていきます。

本日もありがとうございます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!