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【948球目】感情をコントロールする方法

=社長ラジオ【22球目】の内容です=

皆さん、こんにちは。日本の製造現場を元気にする三陽工業の井上です。今日は少し声の調子がいいような気がするんですけど、どうですかね?少しずつ良くなっていると思ってます。

今日のテーマは「感情をコントロールする方法」です。


▼新卒時代上司に言われた一言

感情をコントロールって難しいですよね?ダイレクトにこれを言われたことがあったんですけど、最初の会社、新卒で入った佐賀県のとある会社。佐賀県のじゃないな、東京に本社がある佐賀支店だったんで、東京の会社なのかもしれないですけど、その会社で営業をやっている時に言われました。

当時の支店長です。「井上さん」って、「はい」って。まあ、私が最終的には三陽工業に入って事業を継ぐということを、その方はご存知でしたので、言われたのかもしれないですけど、「きっとね井上さんね、感情をコントロールすることができれば成功すると思うよ」って言われたのが、僕はすごく今でも印象に残ってて。ということは、その当時、支店長から見ると私は感情のコントロールができていなかったということなんですね。


▼感情をコントロールできなかった理由

なんかね、野球をしている時もそうですけど、自分の感情をそのまま外に出すのが、自分の中で美学みたいなことを、20代前半の時は思ってました。それは上司に対しても同僚に対しても部下に対しても、お客様に対しても、自分の感情をそのままぶつけると。

ムカついている時、ムカつきますって。ムカついているのりで話をする。とあるお客様に本当に心の底から感情的に話をしたことがありました。電話でなんですけど、その数時間後、そのお客様は当時私がいた佐賀支店に来られたんです。お互いに感情になってるんで、タイミングで話をしても感情的になってるんで、なかなか収まらない。ただこっちはこっちの正義を貫くし、向こうは向こうの正義を貫くし。最終的に当時の支店長に収めてもらったんですけど、本当にずっとこう、嬉しい時は嬉しい、ムカつく時はムカつく。

それをそのまま出してたのを、きっと当時の支店長はご覧になって、そういう言い方をされたんだなと思うんですね。


▼その経験を経て

そこからです。本当に感情をコントロールしようっていう意識を強く持つようになりました。それまでは一切考えてなかったんですけど。だから、そういう意味ではその人の一言っていうのは、私にとってすごくプラスになった一言なんだと思うんですね。「感情をコントロールすることができれば成功すると思うよ」っていう、その条件付きで成功するんじゃなかろうかみたいなことを言われた。強く意識をしてからは、コントロールを少しずつできるようになったんです。


▼努力が大切

すごく腹が立つ、いわゆる怒りのような感情が出てきても、それを単純に簡単に外に出すわけでもなく、一旦自分の中で納めようという努力をずっとやり続けてきました。やり続けた結果、比較的コントロールができるようになったんです。

なので、強く意識をすること。感情ですから、なかなかコントロールできるもんではないんですけど、それを強く意識をすることによってコントロールができるようになったっていうのが、多分20代後半ぐらいのところなんだと思います。


▼感情のコントロールができないと

感情がコントロールできないとどうなるのか、トゲが出てるっていう表現を良くするんですけど、トゲが出ているような人、いわゆる人に対して攻撃的であったり、何かしらちょっとミスをしたり、許容度が非常に狭いんですよね。

正しいことを言ってるんです。でも、間違っていることを指摘しているってわけではないと思うんで。ただ、その表現の仕方であったり、自分と意見が違ったり、自分の間違っていることを指摘された時に、人ってやっぱり感情的になりやすいんですよね。ただ、そのコントロールする術を身につけてたが故に、それを表現することなく、人に対しては感情的な面を極力出さずにここまでこれたんじゃないかなって思ってます。

これを聞いてる数人、私と社歴が同じような人たちは、何言うとんねんお前っていう顔思うかもしれない。20年ぐらい社歴のある人にとったら、私は27歳の時にこの会社に入ったんですけど、やっぱり27歳の時はまだまだ不完全でした。

感情が溢れ出すこともあったんです。なので、そういう人たちからすると、まあまあ昔はそうだったよねって。でもね、今はそんなことないです。そういう彼に対しても感情的になることはあんまりない…ちょっとだけ…できる限り?(笑)無いと思ってますし、そのはずです。また今度聞いてみようと思います。


▼感情をコントロールするメリット

感情をコントロールすることができることによって、いろんな人といろんな意見を取り込むことができるし、いろんな人と仕事をすることができます。いろんな意見があった方が、いろんな人がいた方が、その組織っていうのは間違いなく強くなります。

組織を強くする方法っていうのが、もしかしたらトップが感情をコントロールすることなのかもしれないです。時には感情を思いっきり出すことも必要でしょう。でも、それをずっとやり続けちゃうと周りはちょっとしんどいのかなと思ったりもします。

今から25年前に言われた一言が、私の人生を支えてくれたって言っても過言ではない。何年だろう…長いことその人とはお会いしてないけど、すごく感謝をしてますし、この三陽工業、こんな会社になったんです!っていうのを、そのうちどこかでお話ができればいいなと思う今日この頃でございます。
では本日はこの辺で。
ご安全に!


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井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!