見出し画像

【74球目】サンテック

三陽工業には、2018年6月にM&Aにて取得をしたサンテックという子会社があります。もう3年前になるんですね(⇩関連記事)。

今日はこのサンテックのお話を。

M&A

2017年の11月くらいだったでしょうか。

魚住LCの横にあるサンテックという会社から、「会社を売りたい」というお話を頂きました。このサンテックとは、不動産の売買でサンテックが売主三陽工業が買主という関係性で取引をさせて頂いたことがありました。

その後、そんな話が浮上します。

ちなみにこの頃の三陽工業は、横浜営業所広島営業所ができた頃です。

順調に話は進んでいき、約7ヶ月ほどの時間をかけて2018年6月から
シン・サンテックがスタートする運びとなりました。

初代社長は、現在の三陽工業の役員でもある木下さんです。
サンテックの社長になる為に、当社へと来て頂きました。

スタート当初は、とても苦労したと思います。
昨日まで社員数30名ほどの小さな工場だったサンテックが、いきなり日本の製造現場を元気にする!って言いだすわけですから。

M&Aでのスタートにおいては、それまでの企業文化というものを大切にしながら、守るべきものは守り変えるべき所は変えていく、そんな行動を取っていきます。

現在では、2代目社長の角一さんが、サンテックを安定成長軌道に乗せる為に日々、仲間と共にシンカをしてくれています。

画像1

サンテックの「サン」、三陽工業の「三」、たまたま一緒なのは偶然です。

サンユウという会社もM&Aをしましたが、これまた「サン」
たまたまの偶然ですが、とてもを感じますね。

何をしている会社なの?

レーザー加工の会社です。

シム・ライナーやその他板金部品の製作をしています。

豊富な種類の材料を在庫として持ち、高品質・短納期・適正単価で、お客様において価値を感じて頂いています。
短納期については、いわゆる三陽イズムともいえる所の、仕事は断らない精神で進めてくれています。
もちろん、技術的に不可の場合はありますが、困っているお客様を助けたい一心で、心強い仲間たちが仕事をしてくれています。

⇩サンテックのホームページです(画像をクリックすると開きます)

サンテックHP

サンテックの最大の強みは“人”です。

ホームページのご挨拶の冒頭の文章です。

数千万円もする加工機が何台もあったり、レーザー加工機以外の設備も所有していたり、豊富な材料在庫を持っていたり、設計から完成までの一貫で仕事を受けることができたり、多くの強みがあるのですが、最大の強みは人です。

これは、三陽工業の考え方と全く同じです。

三陽工業の物流ユニットも製造ユニットも、そして子会社サンテックも全く同じ思考を持っており、人を大切にするというありふれた言葉ではなく、会社を創っていくのは人である個人の成長が会社の成長に直結するという想いを持っています。

サンテックの未来

先日、サンテックの未来をどう描いていくのか、サンテックの社長と話をしていました。

製造ユニットの一員であるサンテック。

サンテックはレーザー加工が主になりますが、加工機は種類は違えど様々な会社にあります。例えば、私たちのお取引先でもある川崎重工や三菱重工においても機械加工職場が存在をします。もちろん企業によってその扱い方は異なってきますが、基本原理は同じものです。

サンテックでやっているCADもそうですね。

多くの企業が設計においてのCAD業務を行っています。

こんなことを書いていたら、サンテックで加工のプロの育成は出来るのではないかと考えてしまいます。

HR事業との接点が少し見えてきますよね(⇩関連記事)。

そして、材料の仕入れ→設計→加工→検査→梱包→発送と、ものづくりの世界において必要な要素がサンテックには当たり前ですが、存在しています。

川重や三菱重工とのお付き合いでは、材料は支給されてきますので、サンテックでの材料仕入れや設計といった業務もこれまた面白い所です。

本題に戻ります。サンテックの未来。
それは当然、三陽工業と共にあります。
日本の製造現場を元気にするというビジョンの為に、サンテックでもやれることはまだまだありそうです。

試行錯誤の連続ではありますが、色んなアイデアや知恵を出してもらいながら、HR×サンテックの相乗効果に期待しつつ、新しいことを、そのうち角一社長とお話をしようかと思っています。

いつになるか分かりませんが、サンテックの未来像あるべき姿をより明確にしていきます。

素人が学びながら進めたサンテックとのM&A。
厳しい状況の時もありましたが、着実にシンカをしてくれています。

サンテックの成長=三陽工業の成長です。

毎月の業績報告会、今後も楽しみにしています。

本日もありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!

井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!