【574球目】変化・シンカ
三陽工業においては様々な変化が起きています。
今日はその変化=シンカについてお話をしていきます。
シンカの流れ
今までの三陽工業という会社の歴史を振り返ってみると、大きく分けて
⓪リーマンショックまで
①リーマンショックから生産推進グループができるまで
②生産推進グループが出来てIPO目指すまで
③IPO目指し始めてコロナ禍まで
④コロナ禍
⑤コロナ禍から抜けての現在まで
こんな感じで分かれていきます。
あえてリーマンショックまでを⓪としたのは、現在の三陽工業の社員でこの時期を経験しているのがあまりにも少人数だからです。
1つずつの時期についてのシンカをじっくりと見ていきます。
①リーマンショックから生産推進グループができるまで
岐阜営業所・滋賀支店・福岡営業所が出来た時期です。
県外への新規出店というシンカが最も大きなシンカです。ですが、拠点運営という意味においては⓪までの感性で行っています。まだまだ規模が小さかったのでその辺りはどうにでもなりました。それよりなにより、規模を求めて動いていた時期です。新しいお客様、新しいエリアを求めて拡大への意識がとても強かった時期です。
自分自身の行動はHR事業の拡大と共に、GT製造部においても新規職場の立上が複数ありましたので、2つの事業の規模拡大、それが第一義でした。
②生産推進グループが出来てIPO目指すまで
③IPO目指し始めてコロナ禍まで
①の時期の拡大スピードはゆっくりしたものでした。
新規拠点や新規の職場は出来ていましたが、ペースとしてはとても
スローです。そのスピードが加速したのが2016年の生産推進グループ誕生です。この2つの時期は2016年から2020年の3月まで。この時期に入社した社員が今の三陽工業には大勢います。そして、その大勢の社員が今の三陽工業を支えてくれています。もちろん、それ以前の入社の社員も支えてくれていますが、人数で言うとこの時期の方が圧倒的に多いですね。
新規出店も加速していきます。
新しいお客様、新しいエリアをどんどん求めていきながら、成長していきます。38期、39期の生産推進グループの人数はそれぞれ前年対比166%、142%となっていますが、その大きな要因は新しいエリアへの進出です。
新規出店が大きな原動力となって伸びて行った時期です。
大きなシンカを遂げていきます。
しかしながら、2020年の下期から入社数<退社数の月が発生しています。
当時の外部環境もありますが、完全に膨張です。
生産推進グループの社員と向き合えてなかった。寄り添えてなかった。
それが原因です。攻める力はあれど、守る力が不足していました。この気づきはコロナ禍において、退社へのフォーカスとして役に立ってくれます。
そして、その原因を探し出して改善を打とうとしているとコロナ禍がやって来ました。IPO準備において各地、各部署でハレーションを起こしながら管理体制を作っていきました。何にもない所からのスタートでしたからね。いま振り返ると大変な時期ではありましたが、私達にとっては必要な時期だったと捉えています。
④コロナ禍
⑤コロナ禍から抜けての現在まで
コロナ禍である42期からずーーーっと退社率を下げると言い続けて来ました。41期の最悪の状況を抜けて、42期においてはコロナ前とほぼ同水準の売上にまで回復します。本気で生産推進グループの1人1人と寄り添っていく。
その思考と行動を積み重ねていく。42期・43期の退社率はほぼ同水準ではありますが、この足元の44期についてはその水準を大幅に超えてくる状況で推移をしています。いかにして仲間に寄り添っていくか、それが最も大切な要素になります。営業所の管理体制はほとんどの拠点で寄り添うことができる人員体制になっています。まだ不足している所については、現在最優先事項として取り組んでいます。
まとめ
各々の時期でのシンカの要因を纏めてみると
⓪リーマンショックまで
Kawasakiとの取引開始及び拡大
①リーマンショックから生産推進グループができるまで
勇気を持って一歩を踏み出す力と県外出店
②生産推進グループが出来てIPO目指すまで
生産推進グループ及び新規エリアへの出店
③IPO目指し始めてコロナ禍まで
IPOの取り組みにおける管理体制の強化
膨張への気づき
④コロナ禍
踊り場として思考の整理
⑤コロナ禍から抜けての現在まで
生産推進グループ社員への寄り添いによる退社の抑制
さらなる管理体制の強化
さらなる環境づくり
社歴が長い人ほど大変です。シンカの要因が異なるということはその時々に求められるものが異なっているということですから。
だからこそ、自分自身もシンカしていかなければなりません。
各々のフェーズにおいて、そのフェーズに必要な力量を持った人が新しい仲間になってくれています。でも、昔からいる人はシンカしていかないと取り残されてしまいます。大変だと思います。
私自身も葛藤を感じる時がありますからね。しかしながら、自分で決めた道ですし、その為に先代の会長に引退してもらっている訳ですから、当然そこに対しての責任も感じています。
やりきるしかありません。
しなやかに変化に対応していくことがこの乱気流の世の中においては必要です。それがシンカへと繋がっていきますね。
これからもシンカし続けていきます。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。