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【869球目】情報漏洩
全ての企業で固有の情報を持っています。
その中には重要な機密情報もありますよね。今日は情報漏洩についてお話していきます。
ITリテラシー
数年前にある人から言われた言葉がとても腹落ちしています。
『会社の中で、最もITリテラシーの低い人のレベルがその会社のITリテラシーのレベルです』
その通りだと思っています。
現在の三陽工業においては、情シスが中心となってこのITリテラシーを高めようとしてくれています。定期的な研修や訓練。事業推進をしているとどうしても疎かになりがちな部分をしっかりとサポートしてくれています。
あんぜんに、あたりまえに、よりよく。
三陽工業の情シスのミッションです。とても助かっています。
情報漏洩について
情報漏洩は身近な所で起きています。
つい先日も当社の取引先で発生しました。起こりやすい例を挙げるとメールの誤送信やUSBメモリーの紛失。USBメモリーの紛失は数年前に兵庫県のある自治体で発生しましたね。とてつもない数の個人情報が紛失された事故、いや事件です。
メールの誤送信も日常業務の中では起きやすいことのひとつです。仕組でカバーする部分もありますが、人間がやることですので、100%が難しいですが、100%である必要があります。製造現場の安全と同じです。
安全と同じ考え方
私は製造現場の安全と同じ考え方をしています。
例えば、機密情報があるとします。これをどう扱っていくかを考える際に、最も安全な方法は誰にも伝えないことです。ただ、業務上伝える必要が出てきます。そういう際には、取扱ができる人のみに伝えます。
現場においても同様です。現場には危険が存在します。危険度の高い作業に、安全性を損なう社員は配置しません。ケガをしてからでは遅いですから、そもそも危険だと思えば配置をしない。
昔話にはなりますが、現在もある高砂事業所の責任者が私の時代の話です。
とある社員が、禁止されていた行為を行っていました。自転車に乗りながら携帯電話で通話するという行為です。それを見つけた際には、その時点で職場変更を行い高砂事業所から去ってもらいました。
ルールを守れない人は、必要なかったからです。それくらいでと本人は思ったかもしれませんが、絶対に守らないといけないルールがそこにはあります。当時の高砂事業所は特にそういう状況でしたからね。全ての職場で同じ事が言えますが、特にそうでした。
実は・・・
情報関連の記事を読んでいると、情報が漏洩する際のひとつのケースが挙げられています。最初にそれを読んだ時は驚きました。どんなケースかというと、居酒屋等での酒席での会話です。
個室ではない場所で周囲に聞こえる音量で重要な話をする。ちょっと信じられませんが、多いそうです。もし、自分が個人事業主で個人情報やお客様に関連する情報以外を話をするのであれば、それは個人の勝手です。ただ、業務上知り得た情報を平気で簡単に話をする。しかも誰が聞いているか分からない場所で。
信じられない気持ちですが、現実にそれで情報漏洩が起きているそうです。
居酒屋で話をする時は気をつけた方が良いですね。
個人情報について
個人情報について、この数十年で様変わりしましたね。
昔は有名人の住所や電話番号が雑誌に載っていましたし、私の時代でも学校には連絡網がありました。
個人情報についても気をつける必要があります。その人の情報をついうっかり他の人に伝えてしまう場合です。あの人の住まいはここで、出身学校はここで、年齢はいくつで等々。その人だから知っていることを誰かに伝える。昔は普通だったのかもしれません。今は普通ではありません。
口が堅いとか軽いとか。昔から言われていることではありますが、いま自身が手にしている情報がどの程度重要なのかどうかを理解してその扱いに気をつけること。とても大切なことです。
リテラシーの最も低い人がその会社のレベル。
様々なリテラシーに共通することです。肝に銘じて、シンカを継続していきます。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします!
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![井上社長|三陽工業株式会社](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46331114/profile_6553855dad45190689439ffecf05fc0b.png?width=600&crop=1:1,smart)