見出し画像

【850球目】作業と仕事

よく言われることではありますが、今日は作業と仕事について考えていきたいと思います。
もちろん、作業も仕事の一部ではありますが、その言葉の意味をよく理解して仕事を進めていく必要があります。


作業とは

作業とは、予め決められていることを決められた通りに遂行すること。
工場でのライン作業をイメージしやすいですが、営業やその他の部署でも作業は存在します。自身がその部署に入った時に、既に決まっている内容のもの、それをルール通りに遂行していくこと、これが作業です。

どんな人でも、入口はこの作業です。
そして、この作業を100%の水準でやりきることは、当然のこととして捉えるべきだと考えています。

仕事とは

そして、仕事とは?
仕事とは、0から1を作ることや、1を0にしていくこと、1を2や3へと改善、シンカさせていくことを指します。

0から1というと、新規営業を行って新しいお客様を獲得する、そんなイメージが強いかもしれませんが、それだけではありません。
今ある業務をより効率よくしていくために改善することも0から1の1つです。逆に、今あることに対して問題意識を持ち、それを改善していく。時には、今やっていることを止めてしまうこともあるでしょう。
1から0も仕事の中の大きな要素になってきます。

簡単に言うと、作業は言われたことを言われた通りにやること
仕事とは、目的に対して自身で課題、問題を見つけ、その解決の為に思考と行動を起こしていくこと
だと考えています。

そして、これは三陽工業の中でよく使われていることです。

生産推進グループの面接

生産推進グループの面接時にはこの作業と仕事の違いを説明しています。
だからこそ、三陽工業の中でよく使われています。

生産推進グループの社員が仕事を行うのは各工場です。
工場においては、決められたことを決められた通りに行うこと、作業から始まります。そして、その作業を完璧に遂行することを求められており、それ以上の動きを求められない場合もあります。

そんな中で生産推進グループには、まずは作業が完璧にできることを目指して欲しい。そして、それができるようになったならば、次のステップは、その作業に対しての疑問を持つこと。
今の作業は安全に対しての不安はないか?
もっと、この作業を効率化できないか?
新人が入った場合には作業に対しての不安は発生しないか?
等の作業改善、作業効率に対しての意識を持って欲しい。
作業のみならず、安全衛生や生産管理についても意識をして欲しい。
作業が完璧にできるようになったならば、仕事を行っていって欲しい。
そんな話をします。

そして、作業改善、作業効率に対しての仕事が習慣化してくれば、次のステップは仲間を増やすことです。仲間を減らさない、仲間を守ると言い換えることもできます。
HR営業と連携して、仲間を増やすというミッションに参画をする。
これができるようになると、主任の道が開けてきます。

生産推進グループ以外でも

生産推進グループ以外でも同じことです。
決まったことを決まった通りにやること。
もちろん、それができなければ、前に進みませんが、作業が完璧にできる所で止まっていたらシンカはしていきません。

先日このnoteで書いた新たな人事制度の1つの項目を見て見ると、一般社員に求めていることはこれです。

基礎的な課題発見力・分析力・解決力をを養うことや、仕組みづくりと運用・改善に取り組むことを意識している

次に主任やリーダーに求めていることはこれです。

基礎的な課題発見力・分析力・解決力を備え、仕組みづくりと運用・改善に取り組み、周囲にも促している

最後に拠点長や工場長、課長に求めていることはこれです。

応用的な課題発見力・分析力・解決力を備え、仕組みづくりと運用・改善に取り組み、仲間の模範となるような行動をとることで周囲に好影響を与えている

作業と仕事という観点から見ても、よく理解ができると思います。
営業はそこに目に見えて数字という結果が出てくるのですから、個人的にはとても面白くて楽しいと感じています。

三陽スタンダードにあるシンカ。
シンカを継続していくことの難しさと楽しさ。
0→1の難しさ、1→0の難しさ。
だから仕事は難しくて、楽しいのです。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします(#^.^#)

いいなと思ったら応援しよう!

三陽工業株式会社公式 代表取締役社長note
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!