【804球目】本番当日
とうとう、やってきました。6月26日の水曜日です。
今日は日経トップリーダー大学の日です。
いま、これがアップされている時は東京への移動中です。今日一日、とても楽しくなりそうです。
今までの講義
講義というのが正しいかどうかは分かりませんが、今まで色んな所でお話をさせていただきました。直近では明石の青年会議所、兵庫県立大学になりますが、私の今までの話の中で最も印象的なのは、ある経営者の会での経営体験発表です。色々と思い出したので少し詳しく書いてみます。
100人ほど
100人ほどの経営者の前で発表をする機会をいただきました。
50分前後くらいの時間だったと記憶しています。その経営者の会は年に1回、大きなイベントを行っていました。その時のキャッチフレーズは『突き抜けろ!』だったと記憶しています。当時の(今でもそうですが)非常に良いキャッチフレーズに感じていました。
そんな中でその大きなイベントの1ヶ月ほど前に、発表する機会をいただきました。その発表に際しては、発表者の私の他に、私を紹介する人=進行役の様な人を選ぶ必要があります。
その会で発表するのは初めてでしたので、この私を紹介する人はどのように決めれば良いのかを確認しました。帰ってきた答えは『発表者=私で決めてください』でした。
私が決める
私が決めるということでしたので、その会に入会して間もない人を人選しました。理由はその会の中で私のことを最もよく理解しているからです。
すると、会の偉い人から言われます。
『〇〇さんだと会歴が浅すぎてちょっと』
もう頭の中?????ですよ。ちなみに、この会に参加しているのは全て経営者です。
突き抜けろ!とか言っておきながら、会歴が浅いからダメ???たしかに力量がなければ問題でしょう。ですので、発表の練習の様な場所に〇〇さんを呼んで、話をしてもらいました。会歴は浅いけれど力量があれば良いでしょう。と考えたからです。
その場にいた人達はみなさん、納得をしていただきました。
理事会
名前が理事会だったかどうかは定かではありません。
ただ、その組織の意思決定機関での話です。会社でいうと取締役会ですね。
ここでは理事会と呼びます。その理事会での審議の結果、〇〇さんではダメです。という結論になりました。
よく覚えています。
電話でその連絡をいただいたのですが、まあ感情的になりますよね。
電話を切る時には、『分かりました。もう、この発表も投げ出して会を辞めたい所ですが、受けた責任はありますので話はします。そして、役を受けているので、期末まではその責任を果たしますが、それが終わると退会させていただきます。』
と伝えて電話を切りました。
突き抜ける?
やったことがないことをやってみよう。そう会社では言っています。
当然、新しい事に取り組む際の不安はあります。ただ、前例踏襲、変化のない組織は勝ち残れないことを肌で感じているからこその言葉です。
片方で突き抜ける!と言いながら、実際には前例踏襲。それがどうしても許せませんでした。その会の中でその会をもっと良くしていこうという意識はありません。三陽工業が37期の時の話ですから、そんな余裕は一切なかったからです。
そんなことがあって、その会は退会することになりました。
やったことがないことをやってみよう
言うのは簡単です。
まだまだ私達三陽工業も力不足の部分は多々あります。
ただ、この言葉を言っている以上、新しいことに果敢に挑戦していく気持ちは持ち続けていますし、これからもそうしていきます。
言ったことに対しての責任を持つ。それがトップとしての責任であり使命です。やったことがないことをやる時、人は不安になります。その不安を払拭していく為の言葉がこれです。
誰もがみんな、簡単に挑戦できる思考や行動力を持ち合わせている訳ではありません。何ならそういった集団だからこそ、この言葉を言い続けています。
やったことがないことをやってみよう。
これからも大切にしていきます。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。
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