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【726球目】7社目のM&A

2024年3月1日。三陽工業の第45期が始まったこの日に1件のM&Aが成立しました。今日はそのお話です。


6年で7社目

昨年までは5年で6社のM&Aの実績でした。この1件で6年で7社目のM&Aの実績になります。2018年6月1日にサンテックのM&Aが実施されてからもうすぐ丸6年になります。

6年間で7社目のM&A。毎回思うことですが、M&Aは水面下で動きます。
水面下で動いていたものがある日突然外に出て来ますから、驚かれることも多いです。三陽工業として、今までそういった経験を積み重ねて来ました。このM&Aが双方にとって間違いなく良くなるものだと確信をしています。

どんな会社

大阪府枚方市に本社を構えるフォークリフトの製造請負を行っている会社です。京都と滋賀に事業所があり、社員数は34名とご縁を感じる数字です。本社は、今日付けで京都府長岡京市開田2丁目1-8に移転し、スタートすることになりました。

今期、39期目を迎えている歴史のある会社です。株式譲渡での契約ですので、サンテック、太田工業所に次ぐ3社目の子会社ということになります。

新体制は

三陽工業の100%子会社です。新社長は、三陽工業の役員でもあり、サンテックの社長でもある角一さんが努めてくれます。

役割が増える事になりますので、数ヶ月前からその下準備はしてくれていました。今日、契約時に一緒にいましたが、最も気合が入っていた様な気がします。感覚ですが、きっと間違ってはいないです。そして、高橋工業の社員1名が取締役に就任し役員は2名体制で進んでいきます。既に2名の生産推進グループ社員が三陽工業の滋賀支店から滋賀工場に配属になっています。そして、三陽工業の姫路営業所の生産推進グループ主任が高橋工業に新たに配属になります。

生産推進グループの社員が活躍する場所を増やすこともM&Aの目的の1つです。今後の1人1人の成長が楽しみです。

M&Aに対しての想い

三陽工業のM&Aの目的は以下の通りです。

●社会問題を解決すること(事業承継者不足、技能承継者不足)
●生産推進グループ社員の活躍する場所を増やすこと
●製造業と製造派遣業の相乗効果を出すことにより働く社員とお客様に最大
の価値を感じて頂くこと

三陽工業は製造業と製造派遣業を行っています。
派遣というスキームを使っての製造業。製造業を行っている会社が行っている製造派遣業。お互いの良い所を取りながら、お互いの不足している部分を補っていきます。

具体的に言うと、中小製造業では人材確保が困難になっています。三陽工業の製造業においては、平均年齢32才の生産推進グループ社員がその候補であり、製造業としては人材に困ることがありません。

製造派遣業においては、製造派遣領域で仕事をしているとステップアップに限界が来ます。最大のステップアップが派遣先企業への転籍であったりします。そうではなく、自社内でステップアップが可能な状況を三陽工業は創っています。生産推進グループ社員から事業所長までは誕生しています。今後は工場長や役員、最終的には社長になる人が誕生してくる予定です。その為の仕組みをこれからも整えていきます。

最後に、2024年3月1日。高橋工業は三陽工業グループになりました。今まで高橋工業を支えて頂いた全ての皆様に感謝いたします。
ありがとうございます。

そして、これから一緒に仲間として働いていくみなさまと共に、強くて優しい高橋工業を創っていきたいと考えています。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。




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井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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