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【610球目】ジョナサン・レイ

2023年9月4日の夜に1人の社員から連絡をもらいました。
今日はそんなお話です。



ジョナサン・レイ

ジョナサン・レイとは、KRT=Kawasaki Racing Teamのエースライダーです。そのチームでスーパーバイク選手権を6連覇という偉業を達成したライダーです。詳しくはこちら

2019年、鈴鹿8時間耐久レースで7時間58分30秒で転倒しましたが優勝を飾ったライダーです。今年の鈴鹿8時間耐久レースには不参加だと聞いて、多くの人がショックを受けたかと思います。Kawasakiファンのみならず、多くのバイクファンが注目をするライダーであり、私の中ではジョナサン・レイ=KawasakiKawasaki=ジョナサン・レイ、そんな存在でありました。


衝撃のニュース

そんなジョナサン・レイは2024年で契約が切れることは知っていました。
あと1年とちょっとです。そこでは、きっと違う道に進むんだろうなと漠然と思っていましたが、9月4日の夜に届いたニュースは、

ジョナサン・レイ、2023年シーズンをもってKawasakiと契約終了

という衝撃のニュースでした。

https://young-machine.com/2023/09/05/487646/

しかもYAMAHAに移籍ですΣ(・□・;)

KawasakiからYAMAHAへ。
もちろんプロの世界ですから、そういうことはあって当然だと思いますが、1年契約を残しての契約終了とは・・・・・


次の日の会社にて

9月4日の夜にそのニュースを見て、5日会社に行くと、どよーんとした顔をしている社員がいるではありませんか。今年の鈴鹿8時間耐久レースにKRTが出ないから行かない、ジョナサン・レイが来ないから行かない、そう言っていたKawasaki大好き社員です。少しお話をしました。とてもショックを受けていました。どうすればいいんですか?と言っていました。

この事実と衝撃を例えて言うなら、阪神タイガースが優勝した1985年、その4番打者は掛布雅之さんでした。1986年に掛布さんが阪神から巨人に移籍するようなものです。(例えが古くてごめんなさい)今でいうなら、WBCでも活躍したヤクルトの村上宗隆選手が巨人に移籍するようなものです。Kawasakiのレース活動がこれでまたひとつトーンダウンしてしまうかもしれない、そんな恐怖を感じています。


今後どうなる

ジョナサン・レイがYAMAHAに移籍します。
もちろん、移籍しても頑張って欲しいという想いは持っていますし、その活躍に期待をしています。そして、Kawasakiはどうなるのだろうか?素朴な疑問です。数年前、国内の全日本ロードレースからKawasakiは事実上撤退をしています。私達が大分県のオートポリスに看板とさよりんブリッジを出した年からKawasaki Team Greenは全日本を走らなくなりました。

Kawasakiのみならず、HONDAもYAMAHAもSUZUKIも国内及び世界においてのロードレースにおいては試行錯誤をしている感じがします。昔と異なりレース活動での実績が販売に直結する時代ではないでしょうから、費用対効果を考えるとレース活動に多額の資金を投下することは躊躇して当たり前かと思います。だがしかしですよ、この4つのメーカーが欧州メーカーに簡単に負けてしまうのは忍びない。時代は異なりますが、本田宗一郎さんならどうするのでしょうね。この時代においての舵取りは本当に難しさを伴います。

ただ、私達がスポンサーを行っているRS-ITOHも同じ話です。費用対効果を考えると大きなマイナスでしょう。ただ、そこから出てくるプラス面がRS-ITOHの本業を支えていると感じています。三陽工業においてもそうです。
レ―ス活動に携わって7年目ですが、年々認知をして頂いています。
今日はさよりん来ないの?さよりんだー!
そんな声をサーキットで普通に聞かせて頂いています。オートポリスでは、全日本ロードレースでもSuper GTでも実況でさよりんブリッジが連呼されます。

全てが費用対効果で上手く行けば経営者はいらないのですけどね。本当に価値のあることは、入口では多くの人に反対されます。その価値に気付いている人が少ないのですから本当に価値のあることなのです。ただし、それが証明されるまでは時間がかかります。

どれだけ多くのKawasakiファンがこのジョナサン・レイの移籍にショックを受けているのか。想像すると悲しくなります。それでも前を向いてやっていかないといけない。前を向いてやっていきます!!

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

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井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!