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【212球目】心理的安全性

今日はこんなお話です。

心理的安全性とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のことです。

心理学用語で、「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」と定義されています。

メンバー同士の関係性で、「メンバーの発言や指摘によって人間関係の悪化を招くことがないという安心感が共有されていること」が重要とされています。

会議や日常の中で、「自分はこう思うのにな」とか「こうすればもっと良くなるのでは」とか、「これは間違っていないか」とか思うことがありますよね?

しかしながら、様々なことを思いながらも、不安になりますよね。

自分の意見に自信がない、発言して的外れだったらどうしよう、逆に攻撃されたらどうしよう、様々な不安を抱えて言わないでおこうとなる、そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。

私もそんな経験があります。

あるべき姿は、心理的安全性が担保された状態です。

自分が正しいと思っていること、これは違うのではないかと思っていることを自然と言える環境を創りたい。

自分が言えるということは人からも言われる状態です。

自分の判断や考えが100パーセント正しいということはありませんから、人の意見を素直に受け止めて、取捨選択をすることができる

大切なことだと考えています。

では、この心理的安全性が担保される状態をどうやって創っていけばいいのか、考えてみます。

心理的安全性が担保された状態

自分の考えていること、思っていることがそのまま言えて、正しい事は正しい、間違っていることは間違っていると言っても、どこからも何も攻撃を受けない、そんな状態です。

「心理的安全性が担保された状態ですから何でも思ったことを言ってくださいね!!」

と言って簡単にそれが実現するとは思っていません。

ただし、私自身の軸は三陽工業という会社にとって有益か否かです。

三陽工業にとって有益か否か=そこで働く人たちにとって有益か否かです。

もし、私よりも三陽工業の社長に相応しい人がいるならば、その人にやってもらいます。それ位、私の軸は三陽工業という会社にあります。

この心理的安全性が担保された状態を創り上げるには時間がかかります。

コミュニケーションの量と質が必要です。

親子や兄弟、夫婦や恋人であったとしても人によっては思っていることを100パーセント言えない状態があるでしょう。

そうすると、会社の中ではもっと言いにくいですよね。

コミュニケーションの量と質。
相手からみてこの人は信用できる、言っても大丈夫と思われるようになるためには少しずつ積み重ねていくしかありません。

特に、私も含めて役職者はその意識を常に持ちながら人と接する必要があります。

気づき

昨年の出来事です。

この心理的安全性を強く感じることがありました。

1つの相談事を受けた時に、「もし2年前の状況だとしたらそんな相談はできましたか?」と聞いた時に、

「無理です」

と回答が来ました。

その時に、この心理的安全性の大切さを強く感じました。

その人とは、この2年間で多くのコミュニケーションを取っています。

もちろん、良い時ばかりではないですが、それが怒りの感情であったとしても理由があってそうなっていることを理解してくれていたのではないでしょうか。

私という1人の人間を理解してくれれば、そういった相談ができなかったのにできる状態になると学ばせて頂きました。

三陽工業には1500名を超える社員がいます。

それくらいの人数がいれば様々なことがおきます。
ちょっとしたボタンの掛け違いもあるでしょう。

そこで思ったことを話ができる。
話をした上でその後のしこりは残さない。

日本の製造現場を元気にするために、仲間を増やすために、三陽工業で働く人達の環境を整えるために、三陽工業を軸として考えていく

その上での議論は大歓迎です。

もっともっと私という人間を知ってもらうための努力を積み重ねていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!