
ハミダシクリエイティブ 感想
こんにちは。
2025年も美少女ゲーム、やってます。
さて、今回喋り倒す作品はこちら。

まどそふとのハミダシクリエイティブです。
なんと!ここにきて初のまどそふと作品です。
私がノベルゲーにハマった序盤から各所で見かけていたものの、なぜかそのときは食指が動かずスルーしていたのですが、ようやく手を出しました。
というのも、Xとか見てるとハミクリのネタってめちゃくちゃ流れてくるんですよね。
もはや常に誰かしらがハミクリの話をしてるレベルで、それならばハミクリは必修科目なんだろうなと。
この趣味にまともにハマってまだ1年半、とりあえず人がオススメしている作品は今年もガンガンやっていきます。
そのような感じで、今回も少々お付き合いいただければ。
全体的な感想(ネタバレなし)

ヒロインが全員可愛すぎませんか?
いえ、どの作品のどのヒロインもみんな可愛いとは思うのですが、それにしてもハミクリのヒロインたちは全員可愛すぎじゃないですか?
例えばヒロインが5人いたとして、ほとんどの場合その中で一人くらいは自分の好み、もとい癖(ヘキ)から外れているヒロインっているじゃないですか。
当然ですよね、いろいろな属性を分散させているわけですから。
ハミクリも例に漏れずヒロインごとに属性は分散されているはずなんですけど、なぜか自分に刺さらないヒロインが一人もいませんでした。
あれれ、おかしいですね。
まあヒロインごとの感想は後で書くとしまして。
全体を通しても学園モノの王道キャラゲーという感じで面白かったです。
主人公に賛否両論あるのをよく見かけますが私はそれほど気になりませんでした。
ただこの主人公、どうやら言葉だけはなくて本当に賛否両論があるっぽいので人気作品の割に意外と人を選んだりするんですかね。
また個人的な感動ポイントとして、この内容でタイトルが「ハミダシクリエイティブ」というところにネーミングセンスを凄く感じました。
買うときは何も考えていなかったのですが、プレイするとたしかにこれはハミダシクリエイティブだと。
そのはみ出し方もクリエイティブの面もヒロインごとに異なっていたり、やはりキャラゲーとして楽しめる側面が多かったと思います。
というか、タイトルのネーミングセンスもですけど、今までプレイした作品を通しても結構オシャレな表現をしている文章が多いなというのが印象的でした。
さて、そんな感じでヒロインごとの感想を少しずつ。
なお、これ書いている現在はハミダシクリエイティブ凸をプレイ中なのですが、この記事は無印版のみの体で書いています。
凸もまとめて書こうと思ったけど普通に間に合いませんでした。
※ここからはネタバレありです。
錦 あすみ

いやーーーこの娘でしたか、肉まん天使の正体は。
Xで肉まんとか天使とか、そういう言葉の端だけ見かけたことがあったのですが、まさかこれほど可愛いヒロインとは。
すみぴっぴ、可愛いですよね。
基本的に後輩キャラはイキってるほうが好きなのですが、ただひたすら、他ヒロイン√でも粛々と淑やかに好意を持ち続ける後輩ヒロインも素晴らしい。
こういうのでいいんですよ、こういうので。
そんな後輩がたまに「めっ!」と叱ってくれるからいいわけなんですよ。
そんなスタイルが控えめな後輩のほうからたまに積極的に一線を超えてくるのがいいわけなんですよ。

ハミクリ全体が王道のキャラゲー感ありますが、個別√を見るとあすみ√が一番学園モノのキャラゲー感があると思いました。
自分がVtuberを好きだったらもう少しクスッとできるポイントがあったのかと思うと、ちょっと勿体ない感じもあります。
ちなみに挿入歌として流れたカザバナムスメがめちゃくちゃ良い曲だなと思ってまして。
せっかくの音楽関係のクリエイティブ要素ということもあり、シナリオの流れからも自作の曲とか聴けないのかなと思っていたので、その辺りをしっかりと準備されていたのはさすがです。
結論としてはやっぱり先輩呼びがナンバーワン!
鎌倉 詩桜

私が初めてタイトル画を見たときに「お、赤いカチューシャをした大和撫子みたいなヒロインが好きかも」と思っていたのですが、なんかキミ、タイトル画と雰囲気違わない?
と思いました。思ってしまいました。
なかなかアグレッシブな先輩キャラということで、共通√段階から「こんなヒロインでも付き合うとデレるのか」とワクワクしていたのですが、それはもうその期待通りのデレ具合に大変満足いたしました。
主人公が会長になった経緯にも大きく絡んでいて、個別√ではしれっとシナリオの根幹が種明かしされたこともあり、ストーリー的にも面白かったですね。
今回のヒロインの中ではおそらく唯一個別√に入ってから明確に好意を自覚しているパターンなので、逆に言えば共通√ではヒール役に徹しすぎている感もあったのですが。
その分、個別√に入ってから恋仲になるまでの絶妙な関係性や駆け引きの描写が個人的には過去有数でいいと思っていて、単純な両片想いのイチャイチャっぽくないのが、年上お姉さんの詩桜先輩ならではだなと。
勝ちが確定している弄ばれ方ほど良いものはないですね。
ちなみに、本編を通じて一番好きだった展開は、文化祭準備のときに主人公が詩桜先輩に対し出ていけと言い放ったところです(出ていけとは言っていない)。
私がプレイした範囲では、という枕詞が付きますが、個別√に入ってからヒロインと険悪になりそうなパターンってあまり見たことがなかったので印象的でした。
それで本気で落ち込んでる詩桜先輩もまたいいんですよね。
「制服から着替え忘れている」という形で描写されているのもまた本気で落ち込んでいる感がよくわかり。

またその件を後の時間軸まで引きずりまくっているのも年相応の女の子らしいと言いますか、共通√からその辺りの姿を見せてくれていたらもっと序盤からウホウホしていたと思います。
まあいいんです、詩桜先輩の和装姿がめちゃくちゃ良かったので。
常盤 華乃

なんっっっっっっっじゃこのヒロイン!!!
具現化系のヲタクが念能力で顕現させたかのような、男の願望を全て詰め込んだかのようなヒロインで大変予想外でした。
言うなれば幼馴染・・・でしょうかね。
まあそこまで幼馴染感は出していないのですが、大昔の秘密を共有するという仲良くならないわけがないシチュエーションだったので、ちょっとややこしいけど秘密関係でお茶目なヒロインかな?程度に思っていたわけですよ、シーンを見るまでは。
まず付き合ってないのに致すところが熱い。
実質両片想い的な状況ではありましたが、それでもこう勢いと言いますか、その場のテンションで致す展開はワクワクしましたね。
まあその後はあれこれあって正式に付き合うわけなのですが、付き合ってからの一線の超え具合がやばい。
なんというかめちゃくちゃ喋りますよね、行為中に。
本人も声を出すほうがうんたらかんたらと言っていましたが、まさか自分がそれを違和感なく理解できるとは。
自分に刺さるシチュエーションというのは無限に存在するんですねえ。
…なんかシーンの話ばかりになってしまいました。

いやでも、付き合う前後の豹変ぶりが衝撃的すぎて、正直これ以外の感想が出てこないんですよね。
まあこれは私の知識のなさのせいなのですが、創作関連では華乃√が一番リアルな描写がされていた気がしていて、そのリアル感を私のリアルに感じられなかったのが一つ原因だと思っています。
例えば私はコミケに行ったことがないですし、絵も描いたことがないのでその辺りの工程はネットで見かける程度の情報しかなく。
実際にその辺りの経験があればもっと面白く読めたかもなあ、と思うとプレイする側としてもいろいろ幅広に知識を持っておくほうが美しょゲも深く楽しめそうだと思ったりします。
パロディネタとかがわかりやすいと思いますが。
逆に言えば、そんな私でも個別√にのめり込んでしまった華乃というヒロインがやばいということで。
和泉 妃愛

ひよりん、最初から最後まで正真正銘の実妹でしたか。
いつ義妹だと明かされるのかヒヤヒヤしておりましたよ、私は。
私のプレイ済作品のストックが少ないというのもあるのですが、実妹ヒロインで恋仲であることを回りに明かさない展開を初めて読んだので新鮮でした。
実妹だとどうしても行動範囲に制限がかかると言うか、本人たちもある種禁忌的なことを自覚しているわけなので、他ヒロインと比べてこそこそとイチャイチャするのがメインになることが多いと思っていたのですが、お兄ちゅきちゅきを前面に出すことで表立ってイチャイチャできるのは良い展開だなと思いました。
やはり木を隠すなら森の中ですね、使い方あってるのか知らないですが。

ひよりんの個人的なお気に入りポイントとして、シーン中も一貫してお兄ちゅきちゅきにベクトルが向いている点を推したいんですよね。
自分が気持ちよくなるとか、思わず恋人への想いが溢れ出すとかではなく、いついかなるときも自発的にお兄に気持ちが向きまくってるわけですよ。
やっぱりここの一貫性というか、身内キャラの強みになるところだと思いますが、ストーリー外の時間軸からずっと好きだった想いの大きさがわかりやすく描写されている点だと思っていて、別に私はお兄じゃないのですが、そこまでベクトルを向けられるとそりゃ好きになるでしょうと。

また、普段のちょっとよそよそしい感じの喋り方が上手く仮面を被っている雰囲気を醸し出していて、CVの柳ひとみさんがすげーーーという感じで。
柳さんってこういう少し大袈裟に振る舞う演技が上手いよなあというイメージが元々あったのですが、ひよりんもまさにそんな感じでとても良かったです。
最後に私が思わず笑ったやり取りだけ置いておきます。
詩桜先輩と華乃、ひよりんとあすみの組み合わせで微妙に意識し合っているのが好きだったりします。

その他
アメリが攻略できない…だと…?

私は今更プレイしたのでハミクリ凸で攻略できるのを知っていたのですが、これ発売当初もやっぱりそんな感想だったんですかね?
まあ私は未だに風嶺蛍雪が攻略できないことを擦ってるので、アメリもそんな感じだったのでしょう。
ちなみに私は聖会長にめちゃくちゃ興味があって、合宿中に意味深な出会い方をしたにもかかわらずその件が全く回収されていないことにショックを受けていたのですが、これをプレイ中に聖会長が攻略できるようになることが発表されて万歳三唱しました。
攻略できない期間が長ければ長いほど、盛り上がるというものです。
あとはあれですね、広夢のことを途中までずっと女の子だと本気で思っていて、その割にはなんかやたらと馴れ馴れしいクラスメイトだなと思っていたので、男の子だと気付いたときは衝撃でした。
ホームページで見たはずなんですけど、たぶん「CV:小波すず」の文字を見ただけで無意識に女の子だとインプットされていたのだと思います。
小波すずさん、個人的には結構ねっとり喋るヒロインのイメージが強かったので、広夢みたいな雰囲気の声をしたヒロインも拝みたいなと思ったり。
でもレマちゃんは好きです。
全体を通して
さすがは人気作品、全ヒロインとも漏れなく可愛かったです。
この作品をプレイしたことで、Xで流れてくるポストで理解できるものが2割くらい増えた気がします、本当に。
するとミリさんを攻略できない異常さも理解できるようになったり。
シナリオに関してはクリエイターにフォーカスした学園モノとして読みやすく、テンポも良く本当にキャラゲーとして取っつきやすい印象でした。
ひと先ずは春まで聖会長を待ち侘びておくことにします。
先にも書いた通り、今現在はハミクリ凸を進めているのでそれも終わったら感想を書こうかな…主にアメリの話になりそうですが。
ではまた機会があれば。