兵庫県知事の尋問について思う

Youtubeで、ここ数日観ているのが、兵庫県知事界隈の疑惑。部下二名の結果を見る限りきっちりと原因追及と再発防止を議論してもらいたい所だが、目下は百条委員会での尋問に世間の耳目が集中。そりゃそうである。誰しもが上司-部下の関係にある。フリーランスであれば発注者-受注者であり、パワハラ無縁という人を探す方が難しい今日。過去、パワハラを受けた身としての見解を忘れずに書いておく。


機能しない方法論は廃れていくから放置して良い。もしパワハラに合いそうになったら例外なくヤバい環境だから全力で物理的な距離を取ること

パワハラは物理的に同じ場所で起きることが多い。これは物理的に距離が近い事で、威圧感や威嚇からくる心理的な脅威が、より有効に効くからだ。同じ空間で仕事をしている場合の方が遭遇しやすい。

パワハラは同じ空間で効果をより発揮する。なので、まずは物理的な距離を取ることが最初の回避行動だ。リモート会議は、パワハラの効果が弱い。なのでパワハラ気味の相手とのコミュニケーションには、まずリモートをおすすめする。Zoom などのWebの画面の先で相手が威嚇してきても、まあ…物理的に届かんし。で安心できる。

感覚的にはコロナ禍で浸透したリモートワークの恩恵の一つとして「パワハラを見る機会が極端に減った」点がある。怒るってエネルギーが要るのだが、その効果が薄いとコスパが悪い。Web会議でキレたりしたら、同じ会議に入っている人から、「何で熱くなってんの。キモいし、プロフェッショナルとしてどうなん?」って評価になる。リスクも高い。

今後、パワハラ自体がより意味のない手法として認知される。今回の兵庫県知事の一連の出来事は寧ろ「パワハラの疑いをかけられるとマジで詰む。。。」と管理職に自覚を促す事例だろう。またパワハラでしか部下をコントロールできない上司は、結果的にチームをコントロールできないので無能扱いを受けて自然淘汰されるだろう。

現在、パワハラを受けている人は物理的に距離を置く方法を模索すること。リモートワークが一番良い。相手と同じ空間で作業するしかないなら、一時的にでも逃げ込める場所をシェアオフィスなどに求めるのも良いだろう。つまりはなるだけ距離を取ることだ。
管理職の立場の人は、「そんな手段をとってまでやるべきことか?」を自問すると良い。そうしたリスクをおかす理由はどこにもないのだから。

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