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シミという概念

シミを作る
フェチズムを愛する人たちには、その楽しみ方が曼荼羅のようにシミから連想する楽しみ方がある

裸では味わえない素材の色が変わる様
感じることで拡がるシミの大きさ
事が終わり、相手がいなくなっても相手を感じられる
…相手のぬくもり、匂い、場合によってはその人のフォルム…

場合によっては、私の包まれた世界に袖を通し、一体化する事もできる
その時、私の口腔内から反射的に溢れ出た唾液をも感じられる

そしてまた想いを馳せる

このシミは、あなたと私との想いにより創造された産物であるということ
その瞬間、あなたの施しにより、快楽の世界に溺れてできた産物であるということ

私はただそれを想像するだけに過ぎない

本当のところ、どのようにシミを感じて、味わい尽くしているのかは分からない

ただ、フェチズムは終わりがないので、いかようにでもその人の世界の中では拡がっていくのだろうと

そう、私があなたとの快楽的な営みでいつまでも感じてシミを作るように

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