あなたはブラック企業に何を握られてるの?
おはようございます、さんくです。
僕は2年前まで、ブラック企業で15年働いてました。百貨店やスーパーに卸す商品や魚などを買い付けしてたので、朝の出勤は5時に現地入りです。(市場って朝早いのよ!)
買い付けが終れば、今度は各店の管理。だいたい19時頃に仕事を終えるので、1日14時間は働いてることになります。
もちろん家に帰っても、いくつかの店は営業してるので、トラブルや問題が発生すればひっきりなしに電話はかかってきます。(過去記事で詳しく書いてます!)
1日のスケジュールも大概なのに、そこから上司のパワハラ、部下の教育とも対峙せねばなりません。
もう地獄です。1時間、2時間しか顔を合わさないのであれば全然平気ですが、上司とは長ければ10時間、部下とは1日中一緒にいるわけです。
上司からカミナリが落ちても、店の外の自由な空間に逃げ込むことはできない。部下が言うことを聞かず歯向かうときも、チームをまとめなければならない。
ブラック企業に勤めたことのある人なら分かると思いますが、朝タイムカードを切った時から憂鬱になるわけではありません。
朝起きた瞬間から、今日1日のスケジュールを思えばヒドく落ち込み、仕事が終わってからの夜は、明日の仕事を思うと憂鬱になる。寝るとき以外ずっと憂鬱なんです。
それでも、なぜ15年も辞めれなかったのか。それは、会社に人質を握られていたからです。
僕が人質に取られていたのは「お金」です。
お金の中身は、会社から給与が振り込まれなくなれば、家族が路頭に迷うという恐怖。
毎月の生活費を銀行に振り込んでくれて、さらに将来の不安をなくす為の貯金もプラスアルファで入れてくれる。
この不安と安心感を人質にとられ、まあ見事に15年もの間拘束されてましたw
1日14時間労働、休日出勤アリ、パワハラアリの勤務内容で誰が働くねん!と思われるかもしれませんが、人質を握らればこんなもんです。
映画やドラマでも、人質が◯されぬよう主人公は必死に歯を食いしばり現状に耐えてます。
それとなんら変わりません。
僕は幸い、会社がイヤでイヤで仕方ないパワーが爆発して、給与は半分になったものの、ゆるくバイトで働く、個人で仕事をつくるという環境下を手に入れることができました。
今回伝えたいことは、お金のために働くな!ではありません。ブラック企業に人質を握られてませんか?ってこと。
お金もそう、恩や人間関係もあるでしょう。人質を握られたままであれば、いづれあなたの選択肢は狭まり、惰性で働くの1本になる。
ヒドイ人なら選択肢が少ないせいで、転職、退職のカードは切れず(見えず)、自ら命を絶ってしまう恐怖線です。
あなたはブラック企業に縛られてるわけではなく、何かを握られてるハズです。
イヤ過ぎて仕方なければ、人質を救出する方法を考えればいいだけ。
転職する、退職するカードは空から降ってきません、自分で発行するものです。
カードを作成する条件は、二つ。
「勢い」「後先、考えない」
以上です。
本当にコレだけです。コレしかありません。
辞めたいけど辞めない人にグダグダ言っても効果はないのは、自分が一番分かります。
僕の場合、バイト+自分で仕事をつくる道を選びましたが、仕事でストレスは抱えず、事業は綱渡りのようなスリルを味わいながら生を感じられる。
最高です。
また、話でも聞いてください。応援してます。