中国人彼女と日本人彼氏の京都暮らし|悪夢の朝
昨夜夢の中でした
命がけで走ります
最後は転んでしまって
両手のひらが擦り切れてしまいました
目が覚めてとても疲れていて
手のひらに砂をはめ込んだ感覚さえ覚えています
布団の中で起きようとしません
最近Yは急に、わたしを悲しませるような厳しいことをしなくなりました
彼が医者から帰ってきた日のことを思い出しました
医者はどう言ったのかと尋ねました
彼は冗談でもうじき死ぬだろうと言った
──そんなことを勝手に言わないで。それにそんなことを言われて笑えるの?
──もちろん、そう診断されたら納得するしかないでしょう。でも、サンがそう診断されたら、僕は泣くけど。
そうだな、不治の病だと診断されたらほっとして(仕方のない死だから)黙って帰るだろうな、と心の中でつぶやいていました。
しかしYが診断されたら、私は泣いて気絶するでしょう。