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Decentralized Autonomous Community1

以前にも書きてきましたが、いよいよ実装に向けて動き出そうかと考えております。

すでにご存知の方も多いとは思いますが、インターネットの仕組みが以前とは大きく変わってきました。DAOの概要はNRIの解説ページのリンクを貼っておきます。活用についてはクリプトヴィレッジの山古志DAOの解説を貼っておきますのでご関心のある方はぜひご覧ください。


読む時間のない方向けに超絶単純に説明すると、
中央集権的であったインターネットの構造が、ブロックチェーンという仕組みができたことによって、巨大な資本を持つ組織(例えばGoogleとか)を仲介せずに、個人に分散して自律した組織をつくることが可能になったようです。例えば、お金のやりとりも仮想通貨(暗号資産)を用いることで、個人間で流通させることが可能になっています。
そのことによって一番盛り上がりを見せているマーケットがNFTと呼ばれるデジタルアートの流通ではないでしょうか。今までパトロンがいなければ注目されることもなかったアーティストがセルフプロデュースによって作品を売り出し、多くのアーティストが活用し始めています。
デジタルアートなんてコピーされて終わりじゃない?アート作品は唯一無二だから価値があるんじゃないの?とお考えになられる方もおられるでしょう。そのリスクをカバーした仕組みがブロックチェーンです。
ブロックチェーンはインターネット上で唯一無二を証明することを可能にしたのです。だから、通貨も作品も手描きされた一点物の絵画のように扱うことが可能になっているというわけです。
といっても、現在NFTは投機的な活用をされている方が多いようですが。
しかし、好事例もあります。それが山古志DAOです。
唯一無二を証明できる仕組みを使って、デジタル住民票なるものを発行し、デジタル住民を増やし、山古志への関係人口を増やしています。NFTの販売収入の一部は山古志へのインフラ整備へ当てられています。またそれだけでなく、ガバナンストークン(運営意思決定に参加できる権利)を発行して、運営に部分的に参加できる仕組みを作っておられるようです。

私たちSG(蚕都Grantsの略)も目指していることは、インターネット上にある程度「価値観」の一致するコミュニティを構築し、別次元で経済循環を起こし、アナログ世界とも流動性のあるものにすることです。
あわせてインターネットを介しない方々とも重なるコミュニティを立ち上げたいと考えております。

ここに必要なのは、デジタル・経済学・社会学の観点かと思っています。
どうにか年内にはプロトタイプをリリースできるように整えてまいります。

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蚕都Grants
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