設楽さんと数学的帰納法
バナナマンの設楽さん。一時期バナナマンが本当に好きでラジオからネット番組まで色々視聴していました。その中で印象的だったこと。
レーズンは無限に食べられる理論
「どんなに満腹であったとしてもレーズン1個くらいなら食べられる。レーズン1個を食べた後、お腹は変わらず満腹の状態で変化がない。したがって再びレーズンを1個食べることができる。この過程は無限回繰り返せるので、レーズンは無限に食べられる。」
設楽さんが考えた話だそうで「食べられねーよ!」な話ですが、構造が数学的帰納法みたいで関心したという話です。
数学的帰納法というのは数学の証明のテクニックの一つで高校で習うのですが、私は脱サラして受験勉強をした時(これについてはまた後日)には完全に記憶から消えていました。そういう人が多いのではないでしょうか。
おそらく設楽さんも数学的帰納法なんて知らないだろうと想像します。それにもかかわらずレーズン無限に食べられる理論を「証明」してみせる話を思いつくというのは本当に頭の良い人なんだな、と関心しました。
博士課程と自己肯定感
私は今38歳で博士課程の学生です。ありがたいことに給料を頂けていますが、収入面では高卒で働いていた時の方が余裕がありました。さらに春からオーバードクター(3年の修業年限で卒業できない博士課程学生)なので無給に転落します。
このような状況では必然的に自己肯定感も下がり、モチベーションも下がり、集中力散漫になって生産性も下がる。よくメディアで紹介されるドン底大学院生活みたいな状況です。なんとかしてこの負のスパイラルから抜け出さないといけません。
数学的帰納法は理解できた。
数学的帰納法を理解するのにものすごく苦労したのを覚えています。身につけるのにかなりの量の練習問題を解く必要がありました。
それでも理解はできました。そう、頑張ったら理解できたのです。ただし、人よりかなり多くの時間がかかりました。
持てる時間は有限
年齢的に時間は有限です。さらに前述した通り収入面でかなり厳しい状況に追い込まれるので以前と同じやり方は通用しません。時間の使い方を根本的に見直す必要があります。つまり集中すべき時に集中して仕事を進め、十分に休息をとるようにする。アラフォーにもなると休息の重要性が身に沁みます。
なかなか厳しい状況ですが、それでも研究をやめないのはそこに得るものがあるからです。設楽さんの様に頭の良い人間ではないのが残念ですが、そこはどうしようもありません。自分が面白いと思えることを仕事に出来ているのは非常にありがたいことです。あと少しだけ頑張ってみよう。その先に見える景色がどんなものか、どうしても見てみたい。
今日はここまで。最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
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