GH6のVFRとHFRに画質差はあるのか?
今回はカメラの動画について。
昔からLUMIXの動画機に搭載されているバリアブルフレームレート(VFR)と言う機能があります。
事前に記録フレームレート(60pとか30p、24pなど)に設定しておいた上、VFRの項目から更にフレームレート(fps)を設定する事で、スローやクイックの効果を加えた状態の動画ファイルが生成される機能となります
一方、ハイフレームレート(HFR)は、確かS1Hから搭載したと思うのですが、ハイフレームレートで記録しておいて(再生時は速度変化無し)、撮影後にソフト編集を行う事を前提にした機能となります。GH6にも搭載。
その他、VFRとHFRの違いでは、VFRの場合、音声記録無しでMF操作のみの仕様に対し、HFRは音声記録有りでAFが効く仕様となり、どちらかと言うと、HFRを多用する人の方が多いと思います。(現に私もそうですが)
また、これまでのVFRは8bit記録だった事もあり、タイムライン上に10bit素材と交えると、どうしてもグレーディングの許容範囲が狭まってしまう為、かなり割り切って使うしかありませんでした。
それがGH6になると、10bitは勿論、一部では4:2:2 10bitでの記録も出来るとと言う事なので、今回VFR素材とHFRの素材を混ぜたモノを作成してみました。
VFRは[C4K 23.98p(4:2:0 10bit)]の設定で、VFRのフレームレートを120fpsで撮影。
HFRはC4K120p(4:2:0 10bit)で撮影。
撮影後は、編集ソフトで23.98pのタイムラインに乗せました。グレーディングはタイムライン単位でのLUT当てのみです。
以前であれば、LUT当てるだけで絵が破綻する組み合わせですが、今回は行けそうですね。(映像自体のクオリティも上がったみたいです。)
ちなみに上記の映像は、3カットのみ構成ですが、最初のカットがVFR、残り2つがHFRとなります。(音を捨てたのはしくじったかな。)
GH6には、FHDでの240fps(4:2:2 10bit)や300fps(4:2:0 10bit)もある様なので、今度、試してみたいところですね。